ウェタ ワークショップは数々のアカデミー賞に輝くデザイン スタジオ。世界でもっとも評価の高い SFX 制作会社です。会社の名前はバッタによく似たニュージーランド最大の昆虫「ウェタ」にちなんだもの。実物大の模型を見たり、制作チームに話を聞けるガイドツアーがおすすめ。スタッフの仕事を見学しながら、魔法のようなテクノロジーを間近に見ることができます。
ウェタ ワークショップは 1987 年、リチャード テイラーとタニア ロジャーによって創設されました。初期の代表作はヘラクレス (原題 "Hercules: The Legendary Journeys") やジーナ (原題 "Xena: Warrior Princess") などのテレビ シリーズ。ウェタの手がける SFX はキング コングやホビットなど、今世紀を代表する大作でもおなじみです。
まずはウェタ ケーブの見学から。小道具がいっぱいのこの場所では、カメラの準備を忘れずに。身の毛もよだつトロールの写真を撮ったり、灰色のガンダルフと一緒に決めポーズ!スタジオ創設者たちのインタビュー映像を見ることもできます。30 分間隔で上映されるインタビュー映像では、スタジオ設立の経緯や映画制作のプロセス、映画界の発展に関わる貴重な情報などが取り上げられています。
通常のガイドツアーは 45 分。ウェタ ケーブからスタートし、製作現場を見学しながら回ります。アニメーターや SFX 技術者が最新プロジェクトに取り組む様子を窓からのぞき込んだり、ロード オブ ザ リング三部作やアバターなど、ウェタ チームの代表作にも登場した、実物大の模型や小道具を近くで見ることができます。
ツアーの後はおみやげや記念品を販売するウェタ ケーブ ショップへ。T シャツや書籍、DVD、ウェタのアーティスト手作りの彫刻など、ウェタ デジタルの作品に関連したグッズがたくさん。ファンなら見逃せません。
ウェタ ワークショップがあるのは、ウエリントンの中心地から車で 15 分のミラマーという街。ウエリントン i-SITE ビジター センターからのバスが便利です。ガイドツアーは有料。前日までにオンライン予約が必要です。ウェタ ケーブは無料で入場できます。