武蔵坊弁慶生誕の地、田辺市。古来より、熊野古道の参詣ルートである中辺路と大辺路が分岐する地点として栄え、「口熊野」と呼ばれました。
市の中心駅は紀伊田辺駅で、熊野三山の1つである熊野本宮大社までは、バスで約2時間。かつて熊野本宮大社があった大斎原には、日本一の大鳥居があります。時間と体力があるなら、王子跡(九十九王子)などを訪れながら、熊野古道(中辺路ルート)を歩いて参詣するのも良いでしょう。
さらに、紀伊田辺駅から徒歩約5分の闘鶏神社(鬪雞神社)も世界遺産となっています。白河法皇の時代に熊野三山のそれぞれに祀られている3つの神様を勧請(神様の分霊を迎えること)したことから、熊野三山にたどり着けない人などは、闘鶏神社へのお参りを三山参詣に代えていたとされます。源平合戦の際、武蔵坊弁慶の父とされる人物が、紅白の鶏合わせをして源平のどちらに付くかを決めたことから、闘鶏神社と呼ばれるようになりました。毎年7月には紀南地方で最大の田辺祭が行われ、多くの人で賑わいます。
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