ソウルは総人口の約4分の1が住むといわれる、韓国最大の都市。街を南北に分かつように大河、漢江(ハンガン)が流れています。北部には史跡名所のほか、ソウル最大の繁華街、明洞(ミョンドン)やファッションビルが集まる東大門(トンデムン)といった買い物スポットが点在。南は比較的歴史の浅い新興地区で、ビジネス街の江南(カンナム)を中心に、韓流スターたちがひいきにするショップやレストランの多い洗練スポットが見つかります。
最も使い勝手が良いのがソウル市内のほぼ全域をカバーする地下鉄。明洞や東大門など漢江北部の主要ショッピングエリアを網羅する4号線が便利です。チャージ式IC内蔵カード「Tマネー」を使うと割安で乗車できるので、一枚持っていて損はないでしょう。タクシーは初乗り料金が日本より安いぶん、気軽に利用できるのが強み。地下鉄の乗り換え回数が多いときや荷物が多いときに重宝します。一般タクシーと呼ばれるタイプが最もリーズナブルですが、韓国語しか通用しないのがほとんど。ハングルで行き先を書いたメモを用意するとベターです。よりよいサービスを希望するなら、割高の模範タクシーを利用しましょう。
買い物・グルメ・エステと三拍子揃ったソウルですが、街自体も600年以上の歴史があります。景福宮(キョンボックン)、昌徳宮(チャンドックン)などの古い歴史を持つ史跡や、朝鮮王朝時代の屋敷街の残る北村(プクチョン)、伝統工芸の店が軒を連ねる仁寺洞(インサドン)など伝統文化が感じられる場所も点在しています。人情味にあふれた市場を探検したいなら、南大門市場(ナンデムンシジャン)へ。ここはソウルで最も古い歴史を持つ庶民の台所。買い物客で溢れかえる路地では、昔ながらのエネルギッシュな姿が垣間見られます。安くておいしい韓国グルメも見つかるので、ディープな雰囲気を楽しみましょう。
ソウル市内のホテルは特1級(5つ星)の高級ホテルからリーズナブルな宿までさまざま。選ぶときは、旅行の目的や地下鉄の駅近くを優先するのがおすすめです。さらに、遊びに行きたいエリアの周辺で選ぶとより便利です。例えば夜遊びスポットは江南に集中しているので、そのエリアに宿をとるのがいいでしょう。もっと低料金で韓国文化を体験したい人はバックパッカーが利用するゲストハウスを探してみましょう。
ソウル随一の繁華街、明洞はあらゆるものが入手できる買い物天国。新進気鋭のデザイナーブランドからカジュアルなアパレルまで、韓国の最旬ファッションが探せます。さらに、韓国を代表するコスメブランドがひしめき合う激戦区なので、おみやげ選びにも便利です。眠らない街、東大門(トンデムン)はファッションビルが多く立つ地域。特に夜からの買い物がリーズナブルで、国内外のバイヤーも出入りするようです。また、芸能事務所が周辺に多いカロスキルなど、流行に敏感な若者が集う街にも注目ブティックがめじろ押し。アートな雰囲気が漂う弘大(ホンデ)




