シュロス広場はドイツ語で「シュロスプラッツ」、宮殿広場を意味します。活気あふれるこの広場で午後のひとときを過ごしましょう。目の前にあるのは、ヴュルテンベルク公が建てた美しい宮殿。緑が映える芝生の上で行き交う人々をのんびり眺めたり、広場で開かれているマーケットをのぞいてみたり、生演奏に聴き入ったり。思い思いの時間を過ごせます。シュロス広場は元々は閲兵場として造られましたが、19 世紀半ばにバロック様式の公園として一般公開されました。
シュロス広場は左右対称のデザインが特徴。芝生の間を広い歩道が通っています。中央に勝利の柱がそびえ、コンコルディアの金色の像が載っています。この柱を挟んで広場の両側に設置された噴水が美しい水のベールをつくります。また、広場の西側には古い野外ステージがあります。
広場の芝生に座ってのんびりするのにうってつけ。地元の人にも観光客にも人気の場所です。晴れた日には、ピクニックするカップルや家族連れやグループでいっぱいになります。ベンチもたくさんあるので、腰を下ろして周りの美しい景色を楽しんで。
広場の東側にあるのが豪華な新宮殿。ヴュルテンベルク公カール オイゲンの命により建てられた離宮です。宮殿内の豪華な部屋を見学できるガイド ツアーは月や曜日によってスケジュールが異なります。ツアーのスケジュールについては、市の観光案内所で尋ねてください。
広場と庭園では 1 年を通してさまざまなイベントが開催されます。8 月のシュトゥットガルト サマー フェスティバルは、4 日に渡って料理やライブ演奏が楽しめます。このフェスティバルでは、近くのシュロス公園も会場となります。12 月になるとシュトゥットガルトのクリスマス マーケットの会場の 1 つとなり、食べ物や手工芸品の屋台はもちろん、遊園地やサンタクロースに会える小屋も出現。広場では世界的に有名なミュージシャンのコンサートも開かれます。これまで、ピンク フロイドのデヴィッド ギルモアなどが演奏を行ってきました。
街の中心部にあるシュロス広場は、他の観光名所からも徒歩圏内。公園にはシュロスプラッツ地下鉄駅があります。シュトゥットガルト美術館や、ケーニヒスバウ ショッピング モールも併せて楽しんで。ケーニヒ通りをそぞろ歩くのもおすすめです。