ドイツ東部にある風光明媚な州。村や谷や山を巡って、数千年の歴史と文化の伝統に触れましょう。
ザクセン州には、現代的な都市もあれば、古風な趣の漂う村もあり、山の連なる自然公園も広がっています。街には、田園地方に連なる山のように中世の城や教会がそびえ立っています。歴史ある村を訪ねたり、ザクセン スイス国立公園の岩山の風景を味わったり、多彩な見どころにあふれています。
この地域最大の都市ライプツィヒでは、1989 年のベルリンの壁崩壊以降に復元された歴史的な建物をたくさん見ることができます。バッハ博物館では、この地で暮らしていたドイツの偉大な作曲家について詳しく知ることができます。晴れた日なら、ライプツィヒ植物園やライプツィヒ動物園、アプトナウンドルファー公園で過ごすのが楽しそうです。子ども連れにぴったりのベランティス アミューズメント パークもあります。
ドレスデンはザクセンの州都。旧市街にはバロック様式からロココ様式に至る美しい建築物が並んでいます。街の大半は、第二次世界大戦中に英米軍による爆撃で破壊されました。巨大なドームがある壮麗なフラウエン教会、ドレスデン城、ツヴィンガー宮殿、ゼンパー オペラ ハウスは必見です。
木工品で有名なエルツ山地地域にも行ってみましょう。ザイフェン、オルバーンハウ、マリーエンベルクといった魅力的な村が待っています。ケムニッツでは、水城クラッフェンバッハや赤い塔を見学。ザクセン州立考古学博物館で歴史について学ぶこともできます。現在、ザクセンと名が付く州は全部で 3 つ。ザクセン州はその一番東に位置しますが、これらの地域は中世のザクセン公国、神聖ローマ帝国ザクセン選帝侯領、ザクセン王国と時代とともに大きく変化しました。
ザクセン州では、ドイツ語のほかにスラブ語系のソルブ語が話されます。気候は温暖で、冬は雪が降ります。
ドイツ東部の一画を占めるザクセン州は、ポーランドとチェコ共和国と国境を接しています。州の中心は、ベルリンから南へおよそ 225 km、ミュンヘンから北東に 440 km ほどです。飛行機でザクセン州の中心にあるドレスデン空港まで行き、移動には鉄道を利用します。
歴史ある古い街が多く集まるザクセン州。広大な自然公園に高くそびえる山には冬になると雪が積もります。