ピルナは、エルベ渓谷の中心部に位置する歴史ある街。歴史地区、中世の家々、その後ろにそびえ立つ復元された城などが見どころです。ヴェネチアの画家カナレットがその風景を描いたことから、ピルナの街の美しさは、ヨーロッパでは昔から知られていました。ピルナの人々も街に誇りを持ってきたため、今でもその美しさはほとんど変わりません。昔からある家々、手入れされた石畳の通り、街のいたるところにある緑が大切に守られています。
旧市街を見下ろすようにそびえる、聖マリア教会に行ってみましょう。教会の尖塔の背後にエルベ川を望む丘が連なる景色は、ピルナ有数の写真撮影スポットです。中心部にあるゾンネンシュタイン城まで登ってみましょう。街の象徴でもあるこの城は、険しい岩場に建てられており、階段状の庭園が特徴。廃墟となっていたこの城は、発見されるまで 7 世紀以上の時を要しました。
もっと庭園を見たいなら、ツシェンドルフ城がおすすめ。広大な敷地を散策できます。見どころはツバキ園。この地方の特産でもある見事なツバキを見ることができます。
ピルナ郊外にも自然の美しいエリアが広がり、多くの観光客がその美しさを求めてやって来ます。目指す先は、ザクセン スイス国立公園。特有の砂岩の山々が連なり、城や山村が点在しています。国立公園内をハイキングしたり、ザクセン ワイン ハイキング トレイルをサイクリングしながら地元のワイン巡りをしたり。ピルナは、ドイツ最小規模のワイン生産地の中心に位置する街。ヨーロッパ最北端のワイン生産地でもあります。
ピルナは、ドレスデンから車や電車で 30 分もかからずに行ける場所です。市内の大部分の観光名所は徒歩で回ることができます。また多くのハイキング コースが街から出発するコースです。宿泊施設は歴史ある旧市街で探してみましょう。レストラン、カフェ、ショップなどがあり便利です。