ペロウリーニョは、サルヴァドールの華やかな雰囲気を味わうのにうってつけのエリア。アート ギャラリーや魅力的な建築物、博物館などが並んでいます。1985 年にユネスコの世界遺産に登録されたサルヴァドールの歴史地区。ペロウリーニョはその中核を担うエリアであり、文化的な中心地でもあります。石畳の通り沿いには、17 ~ 18 世紀の歴史ある建造物が当時の姿のまま残っています。広場周辺に軒を連ねるカフェでバイーア料理を楽しんだり、広場でカポエイラを披露するパフォーマーを眺めたりするのも良いでしょう。
まずはペロウリーニョ広場に行ってみましょう。ここではかつて、見せしめのむち打ち刑が行われていました。黒人たちのロザリオの聖母教会も見逃せないスポット。奴隷たちの手で約 100 年かけて建てられた教会です。毎週日曜日には、カンドンブレ信仰の影響を受けた音楽でミサが執り行われ、大勢の信者が詰めかけます。丘の上へと続く道には、コロニアル建築が建ち並びます。色鮮やかな壁と鉄製のバルコニー、しっくい飾りが特徴的。
ジョルジェ アマド記念館も見どころの 1 つ。ブラジルの国民的作家ジョルジェ アマドの作品に関する常設展示を見ることができます。すぐ近くにあるのは市立博物館。プレシリアーノ シルヴァなど、バイーアを代表するアーティストの絵画作品や、陶磁器、タペストリー、この地方で見られる木彫りの作品などを見ることができます。
次はジェズス広場へ。サルヴァドールで最も見どころ満載の広場と言っても良いでしょう。サルヴァドール大聖堂やサン ペドロ ドス クレリゴス教会、サン ドミンゴス グスマン教会など、壮麗な教会に続いて植民地時代の建造物が並ぶ華やかな広場です。広場周辺のカフェやレストランのテラス席に座って、このすばらしい建築群の眺めを堪能しましょう。バイーア州の郷土料理も忘れずに。アカラジェと呼ばれるスパイシーな豆のコロッケと、ムケッカという魚介のシチューが代表的です。
ジェズス広場では、露店で民芸品を買うこともできます。または、広場に座って即興のカポエイラの演武を眺めているのも楽しいものです。ジェズス広場の南側はクルゼイロ デ サン フランシスコ広場につながっています。ここは、サン フランシスコ教会に通じる広場です。
ペロウリーニョはサルヴァドールの中心部に位置しているので、徒歩でも路線バスでも簡単にアクセスできます。郊外のビーチからアクセスする場合は、セー広場までバスに乗り、そこから徒歩でペロウリーニョに行くことができます。