円明園 ツアーとアクティビティ

池や湖がいくつも広がる円明園は、かつて中国皇帝が愛した離宮でした。500 年以上もの間宮廷庭園として利用された敷地内には、富の象徴であるお堂、塔、仏塔、東屋、庭園、ギャラリーが立ち並んでいました。それが、19 世紀に骨とう品や美術品は略奪され、建物は焼かれてしまいました。現在、この地は「皇帝の夏の離宮跡」として人々に愛されています。敷地内には破壊された建物の残骸が広がっていますが、非常に美しい景色を楽しむことができます。橋やテラス、豪奢な建物の一部は今も残されており、湖のほとりにはピクニックにぴったりの眺めの美しい場所もあります。348 ヘクタール (860 エーカー) の広さがあるため、たくさん歩く準備をしてお越しください。まずは、18 世紀の清王朝時代の面影がうかがい知れる、崩れかけの建物を見学しましょう。円明園は、第二次アヘン戦争の際、イギリス軍とフランス軍の復讐の標的になりました。このとき略奪された美術品の多くは、今も外国の博物館や私営美術館に収蔵されています。中国人にとって、この壊れかけた遺跡は過去の出来事を思い出させてくれる場所なのです。園内は、円明園、万春園、長春園の 3 つに分かれているので、ぜひすべてを周ってみてください。お子さまと一緒なら、万花陣迷宮に挑戦してみましょう。中央の八角形の東屋を目指す、壁の迷路です。円明園の元の姿が見たければ、最盛期のころの庭園を再現した模型を展示する円明園展に足を運んでください (有料)。石造りのヨーロッパ風宮殿も有料ですが、ぜひ訪れることをおすすめします。円明園は、皇城壁から北西に 8 km (5 マイル) の場所にあります。地下鉄またはバスに乗り、近くの円明園駅で下車してください。北京中央からお越しの場合は南門が一番近い入口です。入園の際は少額の入園料をお支払いください。夏の間は、夕方まで開園しています。