地元プリマスの海岸から熱帯サンゴ礁まで。世界各国に散らばる多彩な海の旅に出かけましょう。ヤドカリやロブスター、ヒトデ、アオウミガメ、イタチザメに至るまで、種類豊富な海洋生物を目にすることができます。
プリマス周辺の海洋生物に焦点を当てた、プリマス サウンドのエリアは必見です。浅めの水槽を覗いてみると、イソギンチャクやヒトデ、ロブスターのほか、小型のサメまで。これらは、プリマスの潮だまりを住処としていた生物です。深めの水槽では、イカやタコなどの軟体動物から多種多様な甲殻類まで、ありとあらゆる海の生き物を目の前で見ることができます。
ブリティッシュ コーストの展示エリアも外せません。広大なイギリスの海が育んだ海の仲間達を、時間をかけて鑑賞してみましょう。実物大のクジラやイルカの模型は見応えがあります。無限の可能性を秘めた海のエネルギーについても深く学んでみましょう。周辺のエディストーン岩礁を再現した水槽、エディストンもぜひ一目見て。アナゴやメジロザメなど、バラエティに富んだ生き物が目を楽しませてくれます。
大西洋エリアにあるトンネルを通り抜けてみましょう。イギリスで最大のサイズを誇るこの水槽を、大西洋からやってきた魚たちが縦横無尽に泳ぎ回ります。その膨大な種類には、思わず驚嘆してしまいそう。第二次世界大戦で使用された水上飛行機、ザ ウォルラスを実物大で再現したレプリカもお見逃しなく。この飛行機は戦時中に失踪し、今ではこの水族館の人工漁礁として見ることができます。シロワニやコモリザメ、オニカマスやアカエイなどの大型の捕食動物が迫りくるエリアも。
バイオゾーンでは、海洋生物の保全活動を中心に、海の多様な生態系に関する展示が並びます。このエリアでは、展示のみならず、ハコフグやミノカサゴ、ミズダコ、タツノオトシゴなども見ることができます。水族館の最後を飾るのはグレート バリア リーフ。水族館で 2 番目に大きいエリアです。70 種を超える魚が泳ぎ回るカラフルな世界は、息をのむほど壮大です。水族館の人気者は、アオウミガメのシュノーケル。1990 年にコーンウォールの浜に打ち上げられていたところを捕獲されました。
国立海洋水族館は、プリマスの鉄道駅やバス停から歩いてすぐです。クリスマスとボクシング デーの 2 日を除き、通年営業しています。入場料は各種あり、割引や会員価格も提供しています。