あなたがどの宗教を信仰しているかに関わらず、モクアイカウア教会を訪れれば、ハワイ島の旅に豊かな彩りが添えられるでしょう。美しい石造りの建物の面白いデザインもさることながら、この教会の歴史はさらに興味深いものです。この教会は、ハワイ諸島に初めて建てられたキリスト教会。可愛らしい石造りの外観を眺めて中に入れば、個性的な内装に囲まれて穏やかな一時を過ごせます。
宣教師の小さなグループがハワイに初めて上陸したのは 1820 年、カメハメハ 2 世の統治下でした。宣教師達はすぐにキリスト教の礼拝所の建設に着手し、1820 年にはこのカイルアコナの場所に一時的な教会が建てられました。1835 年には、現在のモクアイカウア教会の建設が始まりました。
教会の外観は、その時からあまり変わっていません。現在この教会を訪れると、当時と変わらない特徴的な石造りの建物を見ることができ、初期のキリスト教徒が祈りを捧げた当時の様子を彷彿とさせます。この建築物には、変わった素材が使われています。建物の一部にハワイの溶岩が使われており、モルタルにはサンゴや砂が入っています。また別の場所には、帆船の底荷も組み込まれています。このような変わった素材と、典型的な開拓者風の建築が組み合わされることで、さらに個性的な教会になっています。
教会の内部では、美しい木造の梁や柱をじっくりと観察してみましょう。地元の山から運んできたオヒアの木でできています。ハワイのコアの木で作られた貴重なベンチにも腰掛けてみましょう。コアの木は数が減っていることから、探すのが難しく高価な木材です。教会の後方にあるサデウス号の模型にも注目です。最初の宣教師達が乗っていた船の模型で、細部まで完璧に再現されています。
モクアイカウア教会は、歴史的に重要な場所であるだけでなく、今でも地元の人々にとって賑やかな交流の場となっています。日曜日の朝に礼拝に参加するのもおすすめ。その他のイベントに関しては、事前にその週のイベントカレンダーでチェックしましょう。教会は、毎日、早朝から午後遅くまで公開されています。