この 16 ヘクタールの広さを誇る大学植物園には、8,000 種類以上の植物が植えられています。また、樹齢ある木、湖、ロック ガーデンなどもあり、まさにケンブリッジ大学内のオアシスです。午後のひととき、美しい花が咲く庭園をのんびりと散歩してみませんか。
植物学の教授、ジョン スティーブンス ヘンズローが創設したこの植物園は、1846 年に一般公開されました。週によって変わる公式コースを歩いてみましょう。コースは季節によっても決まります。マンドレークやウィドウ アイリスなど、カラフルな花をたくさん見られます。
メイン ローンという芝地の北側にある温室には熱帯地方の植物がたくさん。熱帯湿原、乾燥地帯、山岳地、熱帯雨林などから採取された植物が数多くあります。ライムストーン ロック ガーデンも見どころ。ここは南アフリカやオーストラリアの岩生植物に特化しています。湖をちょうど見渡せるベンチに座れば、静かな環境と美しい景色が楽しめます。7 つの円盤からなる噴水も見もの。水がユリの花を形作っているようです。
スープやキッシュ、タルト、日替わりメニューなどを提供するガーデン カフェ。ここのテラスからも庭園の植物や木、花々をながめることができます。植物園の売店では、ガーデニングに関連する文房具やおもちゃ、お土産などが売られています。
庭園についてより詳しく理解したい方は、ガイド ツアーに参加するのが良いでしょう。所要時間は約 90 分で、季節の植物を見られます。また、予約は数週間前までに行なう必要があります。予約を取れなかった場合は、ウォーキング イン ヘンズローズ ガーデンのオーディオ ファイルをダウンロードして、これを聞きながら植物園をまわりましょう。
開園は毎日朝から夕方まで。年末年始には休園期間があるので、その時期に訪れる方は事前に確認した方が良いでしょう。大人は少額の入場料が必要ですが、子供は無料、学生には学割があります。
大学植物園は、街の中心部にあるケンブリッジ駅のすぐ西にあります。付近にはたくさんのバス停があるので、バスを利用するのが便利。フィッツウィリアム博物館やケム川もすぐそばなので、足を運んでみましょう。