ケンブリッジ大学のカレッジの 1 つ、キングズ カレッジには、かの有名な後期ゴシック建築のチャペルがあります。
一際目立つキングズ カレッジ チャペル。誰もが認めるキングズ カレッジのシンボルです。この中世の教会は 15 世紀の中頃に建てられました。その写真は、ケンブリッジの観光案内に必ず載るだけでなく、ティー タオルからハガキまで、ありとあらゆるものに印刷され、人気のお土産になっています。内部は典型的なゴシック様式で、有名な聖歌隊の歌も聞けます。
キングズ カレッジはケンブリッジ大学にある 31 のカレッジの 1 つ。1441 年にヘンリー 6 世によって設立されました。ここでの見どころはなんといっても荘厳なチャペル。少し時間を取ってゆっくり見学しましょう。世界一大きいと言われる扇型天井には圧倒されます。大きな窓を彩るのはステンドグラス。よく見ると、キリストがはりつけにされている様子など、聖書のさまざまな場面が描写されているのが分かります。17 世紀にルーベンスによって描かれた絵画「東方三博士礼拝の図」も必見です。その他、見事な装飾が施された 16 世紀の内陣仕切りも見応えがあります。
チャペルの他には、ポーターズ ロッジもおすすめ。1830 年代の建設当時に人気が高かった新ゴシック建築で造られていて、正面から見た様子はとても個性的です。キングズ カレッジで 2 番目に古い建物、ギブズ ビルディングも見逃せません。
ぜひ見ていただきたいのは、チャペルで行なわれる合唱。大学の学期中は、月曜日から土曜日の夜、合唱が行なわれます。また、日曜日の午前と午後にも聞くことができます。クリスマスには毎年、「9 つの聖書日課とクリスマスキャロル」という祭典が開かれます。早くから並べば、この有名な合唱を生で聞くことができます。その様子は BBC でも放映されますので、テレビで見るのも良いかもしれません。
ケンブリッジの中心部、キングズ パレードにあるキングズ カレッジは、ドラマー ストリートのバスターミナルから歩いてすぐ。駐車場はなく、通りのメーター パーキングもそれほど多くありません。キングズ カレッジは毎日開いており、入場料が必要です。シニア、子供、学生には割引があり、12 歳未満の子供は無料です。