トゥニカの歴史は、無一文から大金持ちになった人のエピソードのようです。1800 年代に創設された当時、街は大変貧しいことで知られていました。1900 年代にギャンブルが合法化されると、新しいカジノとリゾートに大きな関心が寄せられるようになり、経済状況は一変しました。現在トゥニカは、国中によく知られたカジノ リゾートとなっており、毎年 1,500 万人以上の人々が運試しに訪れます。
ミシシッピ川沿いに 9 つあるカジノのどれかで、米国屈指の賑わいを見せるギャンブル場を体験してみましょう。ポーカー、ブラックジャック、ルーレット、スロットマシンなどに興味がなければ、ゴルフをしたり、スパでリラックスしたり、ライブ エンターテイメントを鑑賞したり、数多くある高級レストランで食事を楽しんだりすることができます。
歴史的なダウンタウン地区を散策し、修復された裁判所や、街で最も古い邸宅であるテート ハウスなどを見てみましょう。アンティークショップを覗いたり、トゥニカ博物館で貧しかった時代の遺物を見学したりすることもできます。カフェでひと休みしたり、リバーパークのエコ トレイルをのんびり歩いたりしましょう。リバーパークの案内センターでは、広大なミシシッピ川のほとりに育まれたコミュニティに関する展示が見られます。その後は、巨大な外輪船トゥニカ クイーンに乗り、ディナーと観光を楽しんではいかでしょうか。
カジノのシャトルサービスやタクシーを利用すれば、車がなくても楽にトゥニカを観光して回ることができます。車がある場合は、国道 61 号線沿いのトゥニカ観光案内所にお立ち寄りください。ここはアメリカのブルース ハイウェイの起点であり、ミシシッピ北部から、エディ・ジェイムス ”サン” ハウス、ハロルド ”ハードフェイス”、ジェイムス・コットンといったブルースのレジェンドたちを称える一連のランドマークをたどって行くことができます。
こうしたエリアのプランテーションやバーで最初に演奏されたブルースの憂鬱な響きの中に、現代のポップ音楽の起源があります。音楽に関することなら何でも興味があるという方は、トゥニカからメンフィスまで車で 45 分走り、エルヴィス・プレスリーの家であり、またロックンロールのゆりかごともいえるグレイスランドにも足を運びましょう。