泰康路は上海のアート スポットで、観光客に人気ですが、本物らしさは失われていません。古いレンガ造りの建物にはさまざまなショップが入っており、探索するのがとても楽しい通りです。 一風変わったお店を覗いてみると、手作りの宝飾品や革の手帳などが売られています。
近くの脇道に連なる家や、通りのショップの上にあるアパートは地元民の住居で、このエリアのコミュニティーの存在を身近に感じます。通りを歩いていると、露天商が店先で昼寝をしていたり、主婦がバルコニーに洗濯物を干している様子が目に入るでしょう。
この地区の主なショップはレーン 210 にあります。このレーンの入口は、中国語で記された独特の門が目印です。この門を過ぎると、観光案内ブースや地図売り場があります。買いたいものがはっきりしている場合は、地図を手に入れましょう。通りは入り組んでいて迷ってしまいそうですが、探索するだけの価値はあります。
お店の多くは「石庫門」と呼ばれる 20 世紀初頭の住居用の建物に入っています。ドア枠が石でできているのが特徴です。 商業開発で古い建物が取り壊される危機に陥ったとき、住民たちはこの地域の保護を訴える運動を行いました。現在、この近隣は特別な芸術家のコミュニティーとして再区画されています。
上海琉璃芸術博物館は 12,000 枚のガラス レンガを使用したファサードが独創的な博物館です。中国最古のものを含め、250 以上のガラス工芸品が収められています。 英国やチェコ共和国など、海外のさまざまな国際的アーティストによる現代作品も必見です。
インターナショナル アーティスト ファクトリー (創意大楼) の倉庫スペース Nest に立ち寄ってみてください。環境保護に関心のあるデザイナー集団が運営するこのショップでは、家具やアクセサリーを販売しています。 この倉庫では、定期的に夜のイベントや講演会を開催しています。滞在中にイベントがないかチェックしてみてください。
泰康路 (田子坊) へは、地下鉄の打浦橋駅からが便利です。周辺のレストランやショップは夜 10 時前後に閉店しますが、バーは遅くまで営業しています。