徒歩やケーブルカーでシュガーローフマウンテンに登って、リオの海岸、熱帯雨林やその中にある非常に有名な像が見える感動的な景色をぜひご覧ください。

リオデジャネイロ南東の角の沿岸に位置するシュガーローフマウンテン (ポンヂアスーカル) は、グアナバラ湾の端にあり、森林や海、丘に囲まれています。充分な装備をしたロッククライマーならこの岩山を登ることができますが、たいていの観光客はガラス張りのケーブルカーに乗って頂上へ行きます。1912 年に初めて建設された 65 人乗りのこのケーブルカーからは、乗車中ずっと大パノラマの景色を楽しむことができます。シュガーローフマウンテンからは、近隣のビーチ、市内にある熱帯雨林、そこに隣接する丘やその上に立つ救世主キリストの像など素晴らしい眺めを満喫できます。緑豊かな熱帯雨林がその周囲にある花こう岩の丘と鮮やかな対照を成しています。歴史家たちによると、この岩山の名前は、16 世紀に砂糖を円すいのような形にして運搬する習慣があり、岩の形がその円すいに似ていることから付けられたということです。こうした「砂糖のかたまり」は、ブラジルのサトウキビ貿易の全盛期にはよく見られました。この岩山には年間を通して多くの人が訪れますが、1 日のうちでは、早朝か、日没の 90 分前に訪れることをおすすめします。澄み切った空が広がっていたら、海抜 396m (1,300 フィート) からのリオの美しい景色を持参したカメラに収めましょう。このすぐ下にあるのが、イパネマビーチとはその南の端で隣接するコパカバーナビーチです。西の方には、リオのシンボルで「新世界七不思議」の 1 つ、救世主キリストの像が望めます。ケーブルカーは、朝から夜まで 20 分間隔で運行しています。頂上へ着くまでには、2 つのケーブルカーを乗り継ぎます。最初のケーブルカーでウルカの丘へ行き、そこで乗り換えて山頂のポンヂアスーカルへ向かいます。主要な祝日の時期に訪れる場合は、ケーブルカーの運行状況をチケット売り場で必ず確認してください。通常、クリスマスイブや大みそかは正午ごろに運行が終わり、クリスマスと元日は終日運休となります。また、12 月から 3 月の間に訪れるなら、観光客の季節変動に対応するために、週末の夜はケーブルカーの運行が早く終わってしまうことを頭に入れておいてください。シュガーローフマウンテンへ行くには、グアナバラ湾の南の入口であるベルメーリャ海岸が発着地となります。グアナバラ湾へは近くのコパカバーナビーチから歩くことができ、さらに遠方からの場合は、船やバスで行くことができます。