この雄大なセント ポール聖公会大聖堂は、ブレチン教区の管理センターとしての役割を果たしています。建物はゴシック様式で、華麗な彫刻やレンガが作り出す模様など、印象的な装飾です。内装も贅沢で、すばらしい調度品やステンドグラスの窓には目を奪われること間違いなし。
セント ポール聖公会大聖堂は 1853 年、中世のお城があった場所に建設されました。このお城はスコットランド独立戦争のときに、敵に包囲されたという歴史があります。設計したのはヴィクトリア朝時代の建築士、ジョージ ギルバート スコット。彼の他の作品はマクマナス ギャラリーとミュージアムで見ることができます。
本当に壮大で美しい大聖堂。主塔と長い中央身廊が特徴的です。尖塔は大聖堂の塔からそびえ立ち、ダンディーの街で一際目立つ存在になっています。
また、外装のレンガ模様はとてもお洒落。石のエントランスは厳粛な雰囲気を生み出しています。階段を上がり、木製のドアを通り抜けると、教会独特の落ちつた世界が待っています。大きなアーチ型のステンドグラスは、とっても優雅なデザイン。このステンドグラスは、差し込む光に紫がかった色調を与えます。この光が祭壇の金を基調とする装飾と組み合わさって、崇高な空気を漂わせています。通路の間には優美な柱が立っています。柱は上部でアーチを描いていて、それも印象的。通路の先には美しい内陣があります。
礼拝の時間に訪れると、オルガン リサイタルや聖歌隊による歌を聞けるかもしれません。礼拝が行なわれるのは日曜日。火曜日、水曜日、木曜日にもお祈りと説教の時間があります。日曜日の参拝は神聖なものなので、邪魔にならないようにしましょう。
セント ポール聖公会大聖堂は、シティ スクエアに近い、ダンディー中心部にあります。礼拝者に敬意を示すためにも、礼拝に参加しない方は、礼拝時間以外に訪問することをおすすめします。入場は無料で、朝から夕方まで開いています。月曜日はお休みです。大聖堂を訪れるときには、歴史あるセント メアリー教会や魅力あるシティ スクエアにも行ってみましょう。