ニューヨークのセント パトリック大聖堂は 19 世紀の荘厳な建造物。伝統が根付く建物の中には、印象的な絵画やステンドグラスの窓が。5 番街を見下ろすように高くそびえるネオゴシック様式のこの教会は、精緻なファサードと鋭く伸びる塔が特徴的です。マンハッタンのシンボルでもあるこの教会の外観と広々とした内部はぜひ写真に撮りましょう。
入り口正面の階段に立って見上げると、高さ 100 m もある 2 つの塔に圧倒されます。重厚な扉は教会にまつわる重要人物たちの精巧な像で飾られ、その上には巨大なバラ窓が。
教会はラテン十字形の構造。身廊が全長 100 m、身廊と交差している翼廊が 53 m あります。典型的な英国教会の設計で、フランスとイギリスの芸術家が手掛けた見事なステンドグラスの窓がはめられています。1700 年代後半に生まれカトリック系女学校を設立し、米国生まれの初の聖人となったエリザベス アン シートンの像もあります。
この大聖堂の有名な「ピエタ」は、ミケランジェロ作のピエタの 3 倍もの大きさがあります。「十字架の道行き」や法王ヨハネ パウロ 2 世の胸像も必見です。
広い堂内は約 3,000 人を収容できます。この教会は 19 世紀後期に数十年の建設期間を経て完成しました。当時はこの一帯で最も高い建造物でしたが、今では高層ビルに囲まれて小さく見えます。
大聖堂のギフトショップで宗教にまつわる品やお土産を探しましょう。教会への入場は無料。特別なお祈りのためろうそくに火を灯すには献金をします。ミサは 1 日に数回行われます。詳細については大聖堂の公式ウェブサイトを確認してください。
セント パトリック大聖堂はセントラル パークから南へ数ブロックの距離にあり、マンハッタンのミッドタウンの南端にあたります。地下鉄でミッドタウンへ行き、地上に出て数ブロック歩きます。近隣のロックフェラー センター、スケートリンクやサマー ガーデンを見下ろす巨大なアトラスの像などの見どころにもぜひ立ち寄りましょう。