赤と白のストライプ模様がひと際目を引きます。空高くそびえ立つ塔を見上げたら、頂上まで登ってひと昔前の灯火室を見学してみましょう。18 世紀の灯台守の生活を垣間見ることができます。プリマスを見渡す雄大な景色も思う存分楽しんで。
1759 年にエディストーン岩礁の上に築かれたのがこの灯台の始まりです。1880 年代初頭には、土台の岩の劣化に伴い解体されました。この灯台は現在、プリマス ホーの上に静かに佇んでいます。建物の 3 分の 2 を移動するという骨の折れる作業が完了した後、この場所で当初の姿に復元されました。灯台は、設計者であるジョン スミートンの記念碑として保存されています。ジョン スミートンは、古代ローマで使われたコンクリートの製造方法に改めて注目し、その手法を用いて塔を築きました。
石造りの 93 段のらせん階段を登り切ると、木製のはしごが手狭に掛けられています。キッチンや小さな木製ベッドなども置かれており、灯台守とその家族の暮らしについて知ることができます。塔を上りながら、灯台の歴史が記載されたパネルも読んでみましょう。頂上にある灯台室には、華やかな装飾が施された燭台が当時のまま残っており、現在でも特別な日には火が灯されます。
22 m の塔の頂上に到着すると、見渡す限り鮮やかな景色。思わず溜息が出てしまうほどです。強風が吹くことがあるので、くれぐれもご注意ください。東方にはプリマス サウンドやサウス ハムズの丘、西方にはコーンウォールの田園風景からダートムーアの街まで望めます。天気の良い日には、エディストン灯台が見えることも。移設前には、この隣にスミートンズ タワーが立っていました。
スミートンズ タワーはプリマス ホーにあり、市内からは歩いてすぐです。休業日は不定期で、営業時間は時期によって異なります。営業予定を事前に確認することをおすすめします。少額の入場料がかかります。灯台の性質上、体の不自由な方のアクセスは非常に限られますので、ご注意ください。