ロイヤル アルバート ホールは英国の建築や文化の中で特別な位置を占めています。このホールは 1871 年にビクトリア女王より最愛の夫アルバート公にささげられ、オープンしました。
独特のガラスと鉄骨のドームは南ケンシントンの北端にそびえ立っています。屋根のすぐ下を飾るモザイクのフリーズこそは、芸術と科学の勝利の象徴。ホールの外側を一回りして、見上げてみませんか。ホールはもともと多目的の「セントラル ホール」と考えられていて、毎年 350 を超えるイベントが開かれています。プログラムは多様で、アリア、ラップ、バレー、コメディー、何でもござれ。誰にでもすばらしい娯楽の夜が用意されています。ただし、5,500 の観客席は、いつでもチケットの売れ行きが良いので、ご計画はお早めに。
ここでの演奏機会は、多くのアーティストにとって、最も輝かしい経歴の 1 つ。ザ ビートルズ、ザ ローリング ストーンズ、レッド ツェッペリン、ボブ ディランなど、数々の伝説的演奏が豪華なステージに輝きを加えてきました。
夏には「ザ プロムズ」として知られる BBC ヘンリー ウッズ プロムナード コンサートが開かれ、健全な愛国心の高まりに、思わず共感を誘われます。この 8 週間に及ぶクラシック音楽コンサートは、最終夜「ザ ラスト ナイト オブ ザ プロムス」で最高潮に達し、世界中でテレビ放送されます。本当の音楽通は、座れる席をあえて取らず、オーケストラ ピット近くで立ち見することもあるとか。
ロイヤル アルバート ホールは、学校向けのツアーや地域イベントなど、教育的プログラムにも大いに力を割いてきました。1 時間のフロント オブ ハウス ツアーに参加すると、夜の演奏に備えるホールの活気と興奮を目の当たりにし、女王の特別席やロイヤル リタイアリング ルームまで見学できます。小さなお子さま連れのご家族には、ビクトリアン エクスペリエンス ツアーがおすすめです。このツアーではコスチュームを着た 2 人のキャラクターに従って、ホールの 140 年の歴史を紐解きます。
ホールが開いている日にはグランド フロアに立ち寄ってみてください。ここでは写真から水彩画までさまざまな展示があり、しかも、展示物が頻繁に入れ替えられています。アルバート公の像は道路の向かい側、アルバート メモリアルにありますので、ぜひ忘れずに見に行きましょう。
ロイヤル アルバート ホールは南ケンシントンにあります。最寄りの地下鉄駅はハイ ストリート ケンシントン駅、南ケンシントン駅、ナイツブリッジ駅です。