エクアドルの首都であるキトは、美しいアンデス山脈の雄大な火山ピチンチャ山の麓に位置しています。この赤道の街の見どころである旧市街。古代インカ帝国の都市として築かれ、南北アメリカで最高の保存状態を誇る歴史地区を散策しましょう。
この歴史地区の魅力は何といっても壮大な旧市街。1978 年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。独立広場はこの街に住む市民の憩いの場であり、広場の目の前には、植民地時代の見事な建築物の数々。キトのメトロポリタン大聖堂、カロンデレト宮殿、大司教舎などが建ち並びます。イエズス会教会、サン フランシスコ教会、サント ドミンゴ教会、ラ マーセッド教会といった見事な宗教的ランドマークの数々も中央広場から徒歩圏内。
歴史地区にあるカフェに腰を下ろし、地元産のワイン片手に華やかな建築を眺めるのもここでしか味わえない体験。スパイスの効いたヴィノ カリエンテ (ホット ワイン) をぜひお試しあれ。この地方で人気のシーフード料理、セビーチェもおすすめです。
アンデス山脈に位置するキトは世界で 2 番目に標高の高い場所にある首都。その高さはなんと 2,850 メートル。街のいたる所から素晴らしい山々の景色が見渡せるのも、キトを訪れる魅力のひとつです。天使の丘は周りを取り囲む火山の眺望を楽しむ絶景ポイント。ピチンチャ山やコトパクシ国立公園へ日帰りで足を伸ばせば、美しい自然の景色とハイキングが一度に楽しめます。世界の中心線をまたいでいるのは赤道記念碑。その名が示すとおり、赤道の上に建っています。
キトは年中を通して温暖で、6 月から 9 月は特に暖かくなります。トロリーバスも頻繁に運行し、タクシーの料金も手頃なため、市内の移動が容易です。歴史地区は徒歩での散策がおすすめです。スリが多いため、特に観光スポットを訪れる際には貴重品から目を離さないようにしてください。
キトはマリスカル スクレ国際空港から 35.4 キロの場所に位置します。自然の景色を楽しめる鉄道もキトの南部を通り、チンバカジェ駅で停車します。