教会だった建物を改装して作られたプレイハウス シアター。1926 年に結成されたホバートのアマチュア劇団が本拠地とする、すばらしい劇場です。
ホバートの中心地に位置するプレイハウス シアターは、1863 年に建設された教会を改装して作られた建物の中にあります。遺産登録されたこの建物はしばらく映画館として使用されていましたが、その後、レパートリー劇団によって買い取られました。新しい本拠地で彼らが初めて演じたのは、シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」です。レパートリー劇団は、すばらしい舞台を作ることに情熱を傾ける、熱心なボランティアによって運営されています。 劇場にはイタリアのデザインが取り入れられ、建物内の壁には壁画が描かれており、「ピーターパン」で有名な J.M.バリーやアガサ・クリスティー、オスカー・ワイルドやノエル・カワード、バーナード・ショーなど名だたる名作家の作品を上演するすばらしい会場の雰囲気を、一層盛り上げています。 8 月にホバートにお越しなら、一幕物が上演される年に 1 度のワン フェストを見逃す手はありません。意欲的な劇作家の作品が楽しめる、すばらしいイベントです。また、この劇場には 2000 冊以上もの台本が保管されており、演出家や劇作家はその貴重な資料を参考にすることができます。 観劇の前やあとには、劇場周辺に立ち並ぶレストランやパブ、バーに繰り出しましょう。劇場近くのカスケード ビール工場をはじめとするタスマニアのビール工場で作られたビールは、ぜひ味わってみてください。古いパブの多くには暖炉があり、秋から冬にかけての冷たい空気で冷えた体を、じんわりと温めてくれます。 プレイハウス シアターは人気があり、席には限りがあるため、チケットは事前予約することをおすすめします。この劇場は費用を自己調達しているため、チケット代金は建物の修繕や作品作りに当てられます。