並木道、市場、子ども向けのエリアもある 11 区は家族連れにぴったりの地区です。11 区には有名な広場が 2 つ。南西の角にあるのがバスティーユ広場、北西の角にあるのがレピュブリック広場です。広場から続く通りには、百貨店や昔ながらのモール ギャラリーがあり楽しめます。
11 区西部にはパリで最も有名な場所の 1 つ、バスティーユ広場があります。1789 年のフランス革命の発端となった "バスティーユ襲撃"。暴徒がバスティーユ牢獄を襲った世界史に残る事件について学んでみましょう。広場の中央には、1830 年の革命の犠牲者を追悼する 7 月革命記念柱もそびえ立っています。
この大きな広場の正面に建つモダンなガラス張りのビルはオペラ バスティーユです。座席数 2,745 の劇場では、バレエ、交響楽団、オペラの公演が行われます。
リシャール ルノワール大通りを北に向かって歩いてみましょう。並木の間に細い公園が続いています。毎週、芸術関係の市場が立ち、果物や野菜の屋台が出る市場が週 2 回開かれます。北に歩いていくと、自由を象徴するマリアンヌの像がある大きなレピュブリック広場に出ます。マリアンヌ像には、フランスの国の標語を記した "自由、平等、友愛" のプレートがあります。お子さんが水の鏡と呼ばれる噴水で走り回っている姿を写真に撮ってもいいですね。
数ブロック南東のオベルカンフ地区に通じる通りには、ちょっと変わったお店やバーが並んでいます。シルク ディヴェールにも行ってみましょう。フランス語で「冬のサーカス」を意味し、オーケストラの生演奏や、レスリング、馬の曲芸などもあり、サーカスの枠を超えた胸躍るエンターテインメントです。この地区では、夜になると、にぎやかなナイトライフが楽しめます。ボヘミアンなクラブは、どんちゃん騒ぎを繰り広げる若者たちでごった返しています。
東に行くとエディット ピアフ博物館があります。熱烈なファンが開いたこの博物館は、フランスを代表する伝説の歌姫がかつて住んでいたアパルトマンの 1 室にあり、衣装や小物など、ピアフゆかりの品々が展示されています。
11 区はパリ北東にあり、ペール ラシェーズ墓地とセーヌ川に挟まれています。アクセスするには、この地区を通るメトロ 9 号線を利用します。
11 区は、フランスの伝統的な価値観を実感し、歴史に名を残す広場を訪れ、ナイトライフも楽しめる地区です。