ムガール様式の庭 (ニシャット ガーデン) は、何世紀も前に作られてから、瞑想を行うための聖域となっています。手入れの行き届いた景観を眺めながらゆっくりと登り、途中で影を作るヒマラヤスギの木立と 噴水を楽しんでください。
これらの庭は、1633 年、ムガール帝国の皇帝アシフ カーンがダル レイクの東岸に造園しました。この公園は面積 18.5ha で、ペルシャの影響を強く受けています。 階層構造の庭で水を下に運ぶ中央の送水路は、ムガール様式の典型的なデザインです。12 の階層は黄道十二宮のシンボルを表します。
一番下から探索を始めてください。bardari（あずまや）は威厳のあるムガール様式の建築を表現しています。登り坂を見上げて、植物の植え込みで縁取りされている中央の送水路に驚嘆してください。植物の植え込みは両側で対称となっています。
この水路の両側にある磨きぬかれた石の小道を歩き、二番目の階層に上ってください。噴水とペルシアのライラックで装飾された浅い池の美しさを堪能してください。目にも美しく、いい香りがします。池の背後にある装飾模様と小さなアーチの壁龕に注目してください。これらのアーチにはかつて蝋燭が置かれたと言われています。蝋燭が置かれると、火の揺らめきが水に反射する演出が楽しめたと思われます。
三番目と四番目の階層にある正方形の池を通り過ぎて道を上がると、ベンチで休憩できる五番目の階層に着きます。六番目の階層から始まる手の込んだ敷石の模様に驚嘆してください。また、九番目の階層では、八角形のベンチで休息し、長方形の池にある九つの噴水を眺めてみてください。
十二番目の最後の階層にたどり着く前に、5.5m のファサードに目を留めてみましょう。このアーチのある壁は下にある池までかなりの落差があり、25 の噴水で装飾されています。
十二番目の階層からは、これまで上っ てきた階層にふさわしい眺めを楽しめます。二つの八角形の塔からは、ダル レイクとその背後に広がる景色を堪能できます。上部の bardari を眺めてください。このあずまやは高貴な家柄の人が庭を訪問したときに好んで使った休憩所です。
ニシャット ガーデンはスリナガルの中心街から 11km 離れたところにあります。ニシャット ガーデンは公共の公園で、毎日開いています。ニシャット ガーデンに行くには、タクシーかツアー バスを利用してください。
