ヴィッラ レアーレ (王族の邸宅) には、ミラノでも最も人気の美術館が 2 つあり、静かな英国庭園が広がっています。イタリア人伯爵の豪邸として 1790 年に造られたこの邸宅は、イタリア系オーストリア人の建築家、レオポルド ポラックが設計したネオクラシック様式の建物です。晴れた日には美しい庭園を訪れてその建築を鑑賞し、イタリア国内でも良く知られる近現代美術館を見学して過ごしましょう。
パレストロ通り (Via Palestro) から庭園内に入ると、敷地内に 2 つある美術館のひとつにたどり着きます。近代美術館には、18 ~ 20 世紀のヨーロッパの作品が収められています。フィンセント ファン ゴッホやピカソ、ジョヴァンニ ファットーリなどの名作をお見逃しなく。
続けて、ミラノでも有数の現代美術ギャラリーとして知られる現代アート パビリオン (PAC) を訪れてください。ミラノで唯一の現代美術をテーマとする企画展示専門の博物館として、このパビリオンは世界中に知られています。世界中のアーティストが手がけた絵画や彫刻、写真、動画作品を楽しみましょう。展示内容の詳細は、パビリオンの公式 Web サイトを確認してください。
邸宅の周囲に敷きつめられた緑豊かな庭園を散歩しましょう。ここは邸宅の建築を一望できるベスト スポットで、写真撮影にもぴったりの美しい光景が広がっています。市内でも最も静かな公園といわれる芝生の上で、地元の人々に紛れてリラックス。大きな池にはカモの家族が多数遊んでいます。庭園の散策を続ける前に、池の端にあるカフェに立ち寄ってひと休みもおすすめです。邸宅の内部には、600 室すべての部屋に建設当時のフレスコ画や彫刻が残っています。
ヴィッラ レアーレ庭園はミラノ中心部にあり、地下鉄で容易に訪れることができます。車で行くなら庭園沿いの通りに駐車しましょう。庭園は毎日開園しており、入園は無料です。ただし、各美術館への入場は有料です。