メーサ アーツ センターは、5 つのギャラリー、4 つの劇場、14 のスタジオを持つ、アリゾナ州最大のビジュアル アーツ複合施設。演劇、コンサート、美術展、アート教室などさまざまな文化的アクティビティーが催されます。
3 つの建物から成るこの施設が文化の中心として誕生したのは、2005 年。立派な建築物が林立するメーサの中心地に作られました。建物は全体的に角ばってでこぼこしていて、壁はガラス張り。張り出し屋根にも色鮮やかなガラスが使用されています。ここを手掛けた建築家いわく、色や材質も含め、ソノラ砂漠の特徴を表現しているのだとか。木々に囲まれ、異国風の庭園や水を使った設備があることから、砂漠のオアシスのような場所です。
プログラムは絶えず変わりますが、それでもこのアーツ センターの目的が変わることはありません。それは、「多様性があり、時代に即し、身近に感じられる、魅力的な文化的経験をもって観客に感動を与えること」です。2012 年、メーサ アーツ センターは、インターナショナル アソシエーション オブ ベニュー マネジャー (国際会場運営協会) から高く評価され、名誉ある「ベニュー エクセレンス アワード」 (優秀会場賞) を受賞しました。これまでの地域社会への貢献が認められ、最終選考であの有名なオーストラリアのシドニー オペラ ハウスを抑えての受賞です。
99 席のこぢんまりとしたものから 1,600 席の大型のものまで、ここで上演される演目におとらず、多種多様な劇場がそろいます。ぜひ席を予約して、クラシック音楽、ポピュラー音楽、ダンス、喜劇、ファミリー ショーをお楽しみください。スタジオではアート教室も開催しています。展示スペースは 5 つ のギャラリーに分かれていて、新進気鋭から大御所まで、数々の芸術家の絵画、彫刻、陶芸品が展示されています。
ぜひ足を運んでほしいのは「シャドー ウォーク」。中庭に敷かれた遊歩道で、砂漠のまぶしい日差しの下、木の葉や格子、頭上の張り出し屋根が作る影のパターンが最もきれいに映るよう設計されています。特別イベントやランチタイム コンサート、展示会が開かれるのはここ。
メーサ アーツ センターの場所はメーサのダウンタウン、フェニックスから東へ 32 km。ソルト リバーからは車で南へ 40 分。年中無休です。夜のプログラムはありませんが、「イーツ プラス アーツ」 (食と芸術) 活動の一環として、アーツ センターのチケットを提示すれば、周辺の多くのレストランで割り引きが受けられます。