壮麗で印象的なセント ジョン ザ ディヴァイン大聖堂。120 年の歴史がある見事なデザインの建物に、神秘的な雰囲気が漂います。教会の建築を鑑賞したら、礼拝に参加したり、聖歌隊の歌を聞いたりすると良いでしょう。
日曜の礼拝は見どころですが、他にも注目すべきことはたくさんあります。エピスコパル司教ニューヨーク州管区の母教会であるこの大聖堂。宗教に関わらず誰でも受け入れてくれます。また、炊き出し所があり、年間 25,000 食以上の食事も提供しています。芸術や文学、市民との触れ合い、公教育などのプログラムが用意されているので、参加してみるのも良いでしょう。
建物をよく観察してみましょう。この建物の建設は 1892 年に始まりましたが、今もまだ完成していません。建設期間があまりに長いため、時代とともにその建築スタイルが変わっていきました。そのため、ロマネスクビザンチン様式とゴシックリバイバル様式が混在し、アールデコとポストモダニズムの装飾も見られます。
7 つの礼拝堂には、それぞれ異なるヨーロッパの様式が取り入れられています。1900 年代の前半にアメリカに移住してきた移民たちのさまざまなバックグラウンドを反映しています。飛び梁、ステンドグラス窓、2 つのバラ窓に注目しましょう。これらにはゴシック様式の要素が見られます。彫刻やレリーフも見どころ。キリストと聖ヨハネを描いた彫刻やレリーフ以外にも、リンカーン、ワシントン、ガンジー、アインシュタイン、スーザン B アンソニーなどの人物を描いたもの、ニューヨークの上空での核爆発を表現したものもあります。
この大聖堂には複数の音楽隊がいます。日曜の礼拝時に歌うカテドラルクワイア、カテドラルコラール、学生のグループであるコリスターです。日曜の礼拝以外にも、朝の礼拝、聖体拝領、夜の礼拝もあるので、ぜひ一度参加してみてください。
教会のプログラムには、文化芸術のプログラムもあります。大聖堂芸術の展示もあるのでぜひ鑑賞しましょう。アメリカの詩人コーナーでは、アメリカの著名な詩人についての展示を見ることができます。市民との触れ合いや公教育を目的とした講演やディスカッションも行われているので、スケジュールを確認して参加しましょう。
礼拝に参加したい人にも素晴らしい建築を鑑賞したい人にも、ニューヨークのセント ジョン ザ ディヴァイン大聖堂はおすすめのスポットです。大聖堂は毎日開いているので、自由に見ることができます。有料ツアーとしては、歴史的見どころと建築のポイントを見て回るガイド付きツアーと、屋根に上るツアーがあります。大聖堂に行くには、公共交通機関か自動車を利用すると良いでしょう。車で来る方は、近くの通りのガレージパーキングを利用できます。