ロウアー バラッカ ガーデンズで、彫刻、モニュメント、小道、豊かに生い茂る植物の間を散策しましょう。海に面した眺めのよい庭園は、グランド ハーバーを見晴らす砦の上にあります。くつろぎながら、バレッタの歴史について学び、壮大な海の眺めを楽しみましょう。
絵のように美しいこの庭園を散策しながら、ときには足を止めてモニュメントに目をやるのがおすすめです。海軍中将サー・アレクサンダー・ジョン・ボールのために建てられた新古典派の記念碑があります。ジョン・ボールはホレーショ・ネルソン卿の親友で、19 世紀末にマルタを占領していたフランス軍を追い払った人物です。
1565 年のマルタ包囲戦による死者を追悼するアントニオ・ショルティーノの彫刻をじっくり鑑賞しましょう。作品は兵士たちの様子を描写しており、戦闘の日付がローマ数字で刻まれています。
ロウアー バラッカ ガーデンズの真向かいにも、この島に壊滅的打撃を与えたもう 1 つの包囲戦にささげられた別の記念碑があります。すぐに歩いていける距離にあるシエージュ ベル メモリアルは鐘楼で、新古典主義の神殿といった形をしており、巨大なブロンズの鐘がつるされています。この鐘楼は第二次世界大戦中にマルタ包囲戦で命を落とした 7,000 人の軍人と市民を追悼するため、1992 年に建てられました。鐘は毎日正午に時を告げています。
庭園を歩き回り、噴水やきちんと刈り込まれた生け垣を通り過ぎながら、猫がとても多いことに気づくかもしれません。猫たちはヤシの木陰で休むためにここにやってくるのです。テラスへ行って、そこにある記念額を読んでみましょう。1956 年のハンガリー動乱から 50 周年の記念日など、数多くの歴史的できごとが記されています。
ベンチに座って、船やクルーズ船が港を出たり入ったりするのを見守りましょう。ここから眺めると、聖アンジェロ砦や聖エルモ砦も見えます。
ロウアー バラッカ ガーデンズは毎日朝から夜遅くまで開園しています。入場は無料です。トイレなどの設備に加えて、カフェも 1 店あります。
グランド ハーバーの上に位置するこの庭園は、バレッタのバス停から徒歩約 15 分の距離にあります。