野生のテングザルたちに会いに、密集したマングローブのジャングルを通り抜け、観察プラットフォームに行きましょう。テングザルといえばやはり有名なのは、天狗を思わせるその大きな鼻。遊び好きな性格でも知られるテングザルは、ボルネオ北部にのみ生息しています。ラブックベイ テングザル保護区は、家族連れで訪れるのにぴったりの観光地。その足で、続けてセピロク オランウータン保護区を訪れるのもオススメです。
162 ヘクタール (400 エーカー) の広さがあるこのジャングルは、1994 年に商業開発目的で購入されました。しかし、この敷地内に生息するテングザルたちの存在を知ったオーナーはこの土地の商業利用を止め、代わりに野生のテングザルの保護区、ラブックベイ テングザル保護区を設立しました。今日、この保護区はテングザルの保護施設としてだけでなく、ボルネオ有数の観光地の一つとして、年々人気が高まってきています。
特に、テングザルたちが一番活発な朝の餌付け時間を狙って保護区を訪れてみましょう。最初のプラットフォームでは、レンジャーたちがご馳走を前に興奮したテングザルたちにグアバとキュウリを餌付けしています。木の間を器用にスイングして飛び移りながらプラットフォームに集まってくる、悪戯好きなテングザルたちをすぐ目の前で見ることができます。母親ザルにしがみついている可愛い子ザルたちの姿をチェックすることもお忘れなく !
午後には、2 つめのプラットフォームで餌付けが行われています。より大きなバンガカタン ハウスのプラットフォームでは、シルバー リーフ モンキーたちの姿も見られます。また、この地域に生息している巨大な 2 つのクチバシで有名なキタカササギサイチョウの美しい姿も見ることができます。彼らが食べ物を取り合ったり戯れる姿をのんびり眺めたり、足元で戯れるテングザルたちの姿を撮影して楽しいひとときをお過ごしください。
ラブックベイ テングザル保護区は、サンダカンから 38 km (24 マイル) の距離にあり、車でアクセス可能。サンダカン市内のツアー会社の多くが、半日ツアーを運行しています。保護区内にはシンプルなマレー料理および中華料理を楽しめるレストランがあるほか、保護区内にのドミトリー、およびプライベート ルームの利用も可能です。