イエスの聖心教会は、モンテレー中心部にありながら街の喧騒を忘れることができる、安らぎに満ちた教会です。興味深い建築様式や、宗教美術の好例を鑑賞しましょう。1873 年から 1904 年にかけて建造されたイエスの聖心教会は、モンテレーでも特に古い教区教会のひとつです。
まずは教会の建築デザインのすばらしさにご注目ください。5 層構造の正面と鐘楼は、複数の円柱とアーチが特徴的です。主玄関の左側には、木が何本も植えられた中庭があり、大きなキリスト像が立っています。教会内に入ると、11 枚の彩り豊かなステンドグラスの窓をはじめ、すばらしい美術品の数々を見ることができます。
祭壇の前に行き、カタロニア様式によるイエスの聖心画をご覧ください。右の外側壁を飾る美術品もじっくりと鑑賞してください。聖母マリアと聖ヨハネとともに描かれたキリストの受難像、聖ヨセフと幼子イエズス、パドヴァの聖アントニオスの肖像などがあるでしょう。地元アーティストの Elegio Fernández 作が、洗礼者ヨハネの洗礼を受けるキリストを描いた作品もお見逃しなく。主玄関の上を見上げてください。アーチのある塔の内部に、パイプオルガンが設置されています。
教会はマクロプラザのすぐ北にあります。モンテレーの他のいくつかの主要観光名所から、徒歩でアクセスできます。パラシオ デ ゴビエルノ (政府宮殿) 内には博物館があり、ヌエボ レオン州の文化を美術品や衣類、写真などが展示されています。ヌエボ レオン州の文化を垣間見ることができる場所ですから、ぜひ足を運んでください。教会を訪ねた後は、近くにあるメキシコ史博物館、ノレステ博物館も回るといいでしょう。
イエスの聖心教会は、毎日公開されています。入場料は無料です。教会で洗礼式、結婚式などの私的な儀式が行われている最中は、一般の入場はできません。