ヘルブルン宮殿 (シュロス ヘルブルン) は、手の込んだ仕掛け噴水が点在する美しい庭園を目当てに、世界中からたくさんの人が集まる観光名所です。子どもから大人まで、楽しい水の仕掛けを目にした人は誰もが驚きの声を上げます。1612 年、ザルツブルグの領主司教マルクス・シティクス・フォン・ホーエネムスは、イタリア建築への熱い思いを反映した宮殿を造りたいと思いました。そこで建築家のサンティーノ・ソラーリを雇い、ヘルブルン宮殿を造らせました。今この宮殿は、アルプスから北の地域で最も優れたルネサンス様式の邸宅の 1 つに数えられています。現在、仕掛け噴水が点在する庭園は、ザルツブルグで最も人気のある遊び場の 1 つです。ヘルブルン宮殿を見学するツアーは数時間で終わりますが、もちろんもっとゆっくりと過ごすこともできます。一番の目玉は 60 ヘクタール (148 エーカー) もの広さがある庭園とヴァッサーシュピーレ (仕掛け噴水) です。マルクス・シティクスは、客人を驚かせるためにこの噴水を作らせました。池や井戸、洞窟やギリシャ神話の彫刻などの彫像から飛び出す水をよける遊びに、子どもたちは夢中になります。ここにある噴水の中で一番新しい、1750 年に作られた機械劇場は必見です。バロック時代の街並みが再現されていて、およそ 200 体の水力で動く人形が目を楽しませてくれます。 また、同じく庭園内にある岩窟劇場にもお立ち寄りください。石切場に作られた屋外劇場です。モナーツシュレッセルの中にある民俗博物館も興味深い施設で、民族衣装やアート作品、家具を見ることができます。 外だけでなく宮殿の中も魅力的で、特に見逃せないのはダンスホールの壁と天井に描かれた街路風景のフレスコ画です。アルセーニオ・マスカーニが描いた、「ヒュルストンツィンマー」(領主の間) と「ムジークツィンマー」(音楽の間) のフレスコ画も忘れずにご鑑賞ください。所要時間 30 分の音声ガイド機器を借りれば、自分のペースで回りながら宮殿について詳しく知ることができます。 ヘルブルン宮殿はザルツブルグの旧市街のちょうど南に位置します。ザルツブルグの市街地からは 25 番系統のバスに乗ってください。旧市街からヘルブルンナー通りを歩いて行くこともできます。この通りは両側を木に囲まれていて、秋には鮮やかな紅葉が目を楽しませてくれます。ヘルブルン宮殿の営業時間や入場料、ツアーや音声ガイド機器の料金については宮殿のホームページをご確認ください。
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