ドッツァは丘の上の小さな村。美しいフレスコ画が家や店の壁を飾り、村全体がまるで屋外ギャラリーのようです。2 年に 1 回、9 月に開かれる壁画のビエンナーレでは、ドッツァの建物の外壁に絵を描きにイタリア全土からアーティストがやってきます。石畳の通りを歩きながらアートを鑑賞したら、500 年の歴史を誇るスフォルツェスカ城塞へ。由緒あるセラーでワインを試飲できます。
跳ね橋を渡って、スフォルツェスカ城塞へ。この城塞は古くからあった城跡に 15 世紀に建てられたもの。16 世紀にマルヴェッツィ カムペッジ家により改築されました。内部の部屋や大広間、調理場、寝室などを見学できます。いくつかの部屋は現在、展示スペースとして使われています。城からは、ドッツァの街並みや周りのブドウ畑を一望できます。
スフォルツェスカ城塞の奥には古い牢があり、かつて囚人に使われた拷問装置も展示されています。城には、エミリア ロマーニャ州が運営するエノテカ (ワイン ショップ) もあります。ソムリエに聞いてエミリア ロマーニャのワインを試飲してみましょう。地元産のオリーブ オイルやバルサミコ酢も購入できます。
ドッツァは料理がおいしいことでも有名。ぶらぶら歩いて、アートにあふれる居心地の良さそうなトラットリアを見つけましょう。テラス席のあるレストランなら、起伏を描く緑の丘を眺めながら食事が楽しめます。まずは自家製のタリアテッレやトルテリーニ パスタをいただいて、メイン ディッシュの肉のグリル、パン、ソフト タイプのチーズを味わいましょう。ワインは、アルバーナ ディ ロマーニャがおすすめ。地元産の白ワインです。
ドッツァは、ボローニャから車で約 40 分。ドッツァの街はどこも道が狭いため、車を乗り入れることができるのは住民のみです。街のアーチ型の入り口にある駐車場を利用してください。小さな街なので、石畳の通りを歩いて簡単に見て回れます。街の中には宿泊施設も多く、14 世紀の修道院を使ったところもあります。