雍和宮は、にぎやかな北京市街地にある、静かな隠れ家。清王朝時代には皇帝の居住地として使用されたこともある、中国最大級を誇る仏教寺院です。巡礼者にならって、今も現役で参拝者を受け入れるこの寺院を訪れ、美しい装飾やチベット仏教の仏像、お香の香りに満ちたお堂を見学しましょう。「平和と調和の宮殿」という意味を持つ雍和宮は、もともと皇帝の居住地だったものを 18 世紀に仏教寺院に作り変えたもので、今も、モンゴルやチベットからの僧侶を受け入れています。5 つの本堂にいくつもの中庭と祭壇が設けられた広い寺院なので、2 ～ 3時間の見学時間を確保しておきましょう。お堂の中を見学して、色鮮やかな仏教図像を鑑賞し、お香の香りと僧侶が唱えるお経だけが満ちた、静かな空気を味わってください。ここは、仏教の儀式について学び、古き中国の面影を知るにはぴったりの場所です。天王殿をはじめとする非常にすばらしい建築物が立ち並んでいるので、ぜひ中まで入ってみてください。中でも雍和殿は必見で、慈愛に満ちた千手千眼観音菩薩を描いた色鮮やかな壁画を見ることができます。回廊をたどって 5 つの本堂を順番に進むと、奥に進むにつれて仏像のサイズが大きくなっていくことにお気づきになると思います。最後の万福閣には、最大にして最もきらびやかな仏像が立っています。この見上げるように大きい仏像は、1 本の白檀香木を掘り出して造られました。雍和宮は北京市街地、東城区に位置します。仏教にまつわる土産物は、周辺の工芸品店で買うことができます。雍和宮は年中無休で、地下鉄雍和宮駅からすぐです。拝観は有料です。現役の寺院であり、礼拝所であるため、静かに過ごし、写真撮影のルールを守るようにしてください。特に服装の決まりはありませんが、露出の少ない服装をお召しになることをおすすめします。