ノース カロライナ州にちなんで名付けられ、現在はウィルミントンで記念館としてその役目を果たしている戦艦ノース カロライナ。同名の戦艦としては 3 隻目にあたり、同級戦艦のネームシップとして知られています。数多くの見学プログラムやツアーが用意されており、米海軍の生活や第二次世界大戦の歴史について、楽しみながら学ぶことができます。
セルフガイド ツアー「ビハインド ザ ハッチ」プログラムでは、艦内の部屋や食堂、外にあるブリッジなど、内底部から火器管制塔までを自分のペースで見学できます。この優れた軍艦のさまざまな設備とそれぞれがどのように機能しているかをじっくりと見ることができるため、戦艦の中で特に興味がある部分を重点的に見たい方におすすめです。
「ダメージ コントロール」プログラムでは、艦内を散策しながら、乗組員たちが緊急時にどのような対応をするかについて学べます。1942 年 9 月 15 日に日本の魚雷攻撃を受けたノース カロライナ。このような海上での危機的状況を乗組員たちがどのように切り抜けるかを知ることができます。
「ファイアパワー」プログラムでは、40.6 cm と 12.77 cm の機関砲を見ることができ、砲弾を装填するエリアや備え付けのほかの兵器も見学できます。また、レーダーや照準に使っていた測距儀など、戦時中のさまざまな状況下でこれらの機器がどのように操作されていたのかをスタッフが説明してくれます。
ほかにも戦艦のさまざまなところに隠れた設備を 4 時間で探し出すツアーがあります。艦首をよく見ると、将校の部屋や掌帆長の荷物室があり、魚雷室や第三甲板の機械室も見学できます。また無線室「ラジオ II」では、アザレア コースト アマチュア無線クラブからの無線通信を聞くことができます。
この戦艦では、障害のある方やビジター センターでゆっくりと戦艦探検を楽しみたい見学者のための「バック ポーチ」ツアーも用意されています。入場料はツアー内容によって異なります。祝祭日に関係なく、いつでも見学できます。戦艦には隣接する無料駐車場があり、ウィルミントン中心街からケープ フィアー川を渡る水上タクシーも利用できます。
プログラムやツアーはビジター センターで申し込みます。米海軍が誇る戦艦ノース カロライナの探検。ぜひ体験してみましょう。