サンセルナン聖堂は、11 世紀に建てられたロマネスク様式の壮麗な教会です。たくさんの歴史的な文化財、ピンクと金色のファサード、高い鐘楼で知られています。この巨大な教会をさまざまな角度から写真に撮ってみましょう。
印象的な鐘楼を見上げて、基部のロマネスク様式のアーチを鑑賞。1400 年代に建てられたこの尖塔はわずかながら傾いています。伯爵の門とミエジュヴィルの門が見どころです。芸術性が高く、精巧な彫刻が施されています。
中に入ると、身廊が広がっています。最大の見どころは、1096 年にローマ教皇ウルバヌス 2 世によって聖別された祭壇。19 世紀に有名なオルガン製作者のカヴァイエ = コルが作ったオルガンは、手鍵盤が三段ある大きなパイプオルガンです。
身廊を歩いて、トゥールーズのルイの胸像、色鮮やかなステンドグラス窓の前にある大きな十字架など、教会の芸術品の数々を鑑賞しましょう。この教会の主な見どころについて、歴史や由来を数か国語で紹介している説明板が設置されています。
聖堂内陣の周りを一巡できるように設けられた印象的な周歩廊を歩きましょう。壁にはめこまれているエレガントな大理石の浮き彫りが見事です。不気味な地下の納骨堂にも下りてみましょう。聖サチュルナンと聖オノラトゥスが、他の重要な宗教的人物たちと共に埋葬されています。トゥールーズの最初の司教となった聖サチュルナンは、雄牛に縛られて殺されたと伝えられています。
周歩廊は入場料が必要。教会は毎日朝から夜まで開館しています。
サンセルナン聖堂は、トゥールーズの街の中心部から少し北にあります。地下鉄のコンパンカファルリ駅、ジャン = ジョレス駅、キャピトル駅から、歩いて数分の場所です。大学庭園、サンピエール広場、カルメリット礼拝堂などの近くの見どころも併せて訪ねましょう。