ヴィルヘルマ動物園は動植園と植物園が一体化した施設。世界各地の色鮮やかな植物を見たり、野生動物に近づいたり。丸一日遊べます。ヴィルヘルマ動物園は敷地面積が 28 ヘクタール。ヴィルヘルム 1 世が 19 世紀に夏の離宮として設計した美しい緑地にあります。ムーア様式のいくつもの見事な浴場にたくさんの装飾や展示が設置されています。
約千種類、一万頭ほどの動物たちには自然の環境を再現した場所が用意されています。アフリカのゴリラ、クモザル、ホッキョクグマ、ヒマラヤのヤギもいます。黒いジャガーなどの肉食動物のすぐ近くまで近寄ることもできます。水族館では色とりどりの魚たちに目を奪われるでしょう。鳥類館では、鳥たちが頭上を飛び回っています。また、昆虫館では、チョウやタランチュラ、生ける化石とも呼ばれるカブトガニを見てみましょう。
植物園エリアには、数千種の植物があります。優雅な花を咲かせるランだけでも、数多くの種類を見ることができます。南アメリカの熱帯雨林を再現したエリアも歩いてみましょう。サボテンやシダ、多肉植物、トロピカル フルーツなども見ることができます。スマトラに自生するショクダイオオコンニャクも見逃せません。枝につく花の大きさが縦 3 m にもなります。
お腹が空いたら、動物園に 3 つあるレストランで一休み。どのレストランも屋内と屋外の席があり、軽食や季節の料理から、コーヒー、アイス クリームなど甘いものまでそろっています。
動物園は、シュトゥットガルトの街の中心から車で 15 分ほど。地下鉄の駅も近くにあります。車の場合は、大型有料駐車場を利用できます。動物園へ行くには、シュロス公園から北東方向に公園や庭園が続いているグリーン U と呼ばれるエリアを歩いて行くと景色も楽しめます。
ヴィルヘルマ動物園は年中無休、入場は有料です。お子様、家族連れ、学生は割引料金でチケットを購入できます。英語のガイド ツアーに参加すると、動物園のさまざまなエリアの舞台裏ものぞくことができるのでおすすめ。詳しくは、動物園の公式ウェブサイトで確認してください。
