シンガポールの主要民族である華人の影響は、シンガポールの街全体に見られますが、中国系コミュニティーの中枢は、世界で初めて「チャイナタウン」と名付けられたシンガポールのチャイナタウンにあります。1330 年代以降、パゴダ通り周辺地域はシンガポールの中国系移民が集まる拠点となり、現在では全年齢層の観光客がその興味深い文化を楽しめる観光名所となっています。チャイナタウンは、立派な史跡や文化を堪能しながらシンガポール随一の美食を楽しめる場所で、チャイナタウン ヘリテージ センター、あちこちの市場、佛牙寺龍華院 (仏教寺院) や博物館など、見どころが満載です。寺院へは気軽に入って豪華な金と赤の内装を見学することができるうえ、タイミングが合えば、仏教儀式も見学できます。
ウォーキング ツアーに参加するも良し、足の向くまま歩道を歩くも良し。チャイナタウンの歴史を肌で学びましょう。まずはチャイニーズ ヘリテージ センターでシンガポール初期移民の暮らしぶりを見学したら、シンガポール最古のヒンドゥー寺院、スリ マリアマン寺院に向かい、南インドの見事な建築様式を鑑賞しましょう。建築物はチャイナタウンの興味深い特徴の 1 つで、その最たる例が、古い時代そのままに今も活躍する商館です。
本格中華料理は地元で「フード ストリート (食べ物通り)」の愛称があるスミス通りで食べましょう。シンガポールで絶大な人気を誇る豚アバラ骨肉のスープ「バク」はバラエティも豊か。シンガポール ヌードル (新洲米粉 / 星洲炒米) の名で世界中に広まった麺料理も名物です。
チャイナタウンはダウンタウン地区中心部にあり、ダウンタウンの多くのホテルからは徒歩で行くことができます。車で訪れる場合は近隣の路上で駐車することになりますが、公共交通機関も発達しており、チャイナタウンの MRT 駅からは歩いて 1 分ほどで行けます。毎日無料で観光できる名所です。