ディエゴ リベラとフリーダ カーロの家は、その名のとおり、メキシコが誇る最も影響力の強い芸術家リベラとカーロのかつての住まいであり、アトリエでした。現在は彼らのイーゼル作品や写真、書籍、時代物のオブジェなどが多数展示されています。落ち着いた雰囲気の館内をめぐりながら、20 世紀のカルチャー アイコンとしてすさまじい存在感を放った 2 人の生涯について深く知ることができるでしょう。
太い眉が特徴的なフリーダ カーロは、2002 年の映画『フリーダ』でも有名になったメキシコの女流画家です。カーロとリベラは、1934 年から 1940 年までこの邸宅に住んでいました。設計を担った建築家であり、友人でもあったファン オゴルマンと一緒に共同生活をしていたのです。2 棟の建物をじっくりと見てみましょう。典型的なメキシコ建築の要素に機能主義のデザインが融合しています。南米においては最初の機能主義の建築例だったため、この邸宅の革新的な設計は当初大きな物議をかもしました。
この白いアトリエでは、ディエゴ リベラが約 3,000 点もの作品を手がけたと言います。彼が残した筆や工芸品を前に、巨匠の制作風景を想像してみましょう。古代文明の発掘品コレクションや私物など、リベラという人物を伝える展示品が並んでいます。
青い邸宅は、フリーダ カーロの住居兼アトリエでした。彼女はここで『水が私にくれたもの』や『故人ディマス』をはじめとする多くの作品を制作したのです。壮絶な人生を歩んだフリーダの、独特の印象的な絵画を心ゆくまで目にするチャンスです。
館内の無料ガイドツアーで、建物そのものや 2 人の芸術家にまつわる様々な話を聞くこともできます。滞在中に特別展が開催されているかどうかも忘れずにチェックしましょう。
火曜日から土曜日は入場料がかかりますが、日曜日は無料で見学可能です。月曜が休館日です。写真撮影は別途有料となるので注意しましょう。ディエゴ リベラとフリーダ カーロの家は市内南部にあり、バスで簡単にアクセスすることができます。中心街から車で 15 km ほど南西に向かうと到着します。
メキシコを代表する芸術家のかつての住まいで、見ごたえのある作品や遺品を存分に鑑賞してください。