お決まりの観光コースだけではなく、活気あふれるラ スペツィアのにぎやかな雰囲気を実際に体感してみましょう。海辺の都市ラ スペツィアは、海岸沿いに並ぶチンクエ テッレの美しい集落を訪れる際の玄関口としてよく利用されます。また、美しい港、アールヌーボー様式の大邸宅、興味深い博物館、魅力的な教会があるラ スペツィアの町自体も、ぜひ訪れたい観光名所です。
ラ スペツィアはリグーリア州側のアペニン山脈に接しており、オリーブの木がまばらに生える丘と、深い青のラ スペツィア湾に挟まれた絶好のロケーションにあります。街路は歩行者用に整備されており、わかりやすい碁盤の目状になっているので、迷わずに歩き回れるでしょう。深い海に面した港では、漁師、渡船業者、観光客がにぎやかに行き来しています。ヤシの木が並ぶ遊歩道では、岩にふちどられた海岸の美しい眺めを楽しみながら散策できます。
ラ スペツィアには先史時代から人が居住していました。青銅器時代、鉄器時代、ローマ帝国の植民地時代の遺物がこの地域から出土しています。博物館に行くと、この町の変化に富む歴史について知ることができます。サン ジョルジョ城や市立ジョヴァンニ ポデンツァーナ民族誌学博物館には歴史的価値のある手工品の数々が展示されています。海事博物館に行くと海洋技術に詳しくなれるでしょう。
ラ スペツィア旧市街の曲がりくねった細い路地を通り抜けると、カテドラーレ ディ クリスト レ、サンティ ジョヴァンニ エ アゴスティーノ教会、サンタ マリア アスンタ教会などの宗教建築物が待っています。サンタ マリア アスンタ教会は数々の素晴らしい宗教芸術で有名です。
美術好きなら、人気が高い市立アメデオ リア美術館にも足を運びましょう。ティントレットやティツィアーノをはじめとするルネッサンスの巨匠の作品を鑑賞できます。軽食やディナーの食材を買う場合には、カヴール広場のテント市場に立ち寄るのがおすすめです。
ラ スペツィアへはイタリアの主要都市から鉄道か車で入りましょう。ラ スペツィアに車を置いて日帰りでチンクエ テッレに行くのもよいでしょう。または少し長く滞在して、ハイキングと鉄道で複数の集落を回ることもできます。列車は年間を通して利用可能で、夏は観光客向けのフェリーも運航しています。
素晴らしい博物館と美術館があって、都会的な雰囲気が漂うラ スペツィアは、地中海で過ごす休暇のイメージを裏切らない理想的な目的地です。