かつてラ ヒラルダは、現在セビリア大聖堂がある場所に立っていたモスクの尖塔でした。1184 年から 1196 年にかけて建設されたラ ヒラルダは、12 世紀にスペインを支配していたモロッコのベルベル人の王朝、アルモハード朝によって建てられた主要な 3 つの尖塔のうちの 1 つでした。他の 2 つの尖塔はラバトとマラケシュにあります。レコンキスタによって 1248 年にセビリアを取り戻したキリスト教徒たちはラ ヒラルダを所有する権利を主張し、以来、この塔はセビリア大聖堂の鐘楼となりました。近づく前からその姿が良く見えるラ ヒラルダは、大聖堂や近隣の建物の屋根を見下ろしてそびえています。時間を取って、鐘楼として加えられた建築部分に見られる職人技や、塔の上に立つ、信仰を象徴する女神の巨大なブロンズ像をじっくりとご覧ください。ラ ヒラルダのこうした増築部分は 16 世紀に付け加えられたもので、その結果、この塔の現在の高さは 104m (341 フィート) となっています。次は塔の底部の方を見て、ローマ皇帝アウグストゥスに関する文字が刻まれた石を探してみましょう。元の尖塔の建設にはローマ時代の建造物の一部が使われたのです。ラ ヒラルダの頂上に立ち、遠くまで広がるセビリアの街の屋根に目を向けると、アルカサルやスペイン広場といった、この街の名所を眺めることができます。街の見事な全景だけでなく、下からでは見えないセビリア大聖堂の上部にあるガーゴイルや控え壁なども見ることができるので、頂上に登る労力は十分報われます。この塔自体も、凝った格子細工や彫刻によってシンプルながら魅力的な美しさを備えており、見る者を引きつけます。 ラ ヒラルダへは、セビリア大聖堂を通って行きます。大聖堂の巨大な身廊の端から緩やかなスロープを上がっていくと、塔の頂上へ到着します。ラ ヒラルダは、グアダルキビール川の東岸にある、セビリアの旧市街に位置しており、近くには、アルカサルや市庁舎などの主要な観光名所があります。ラ ヒラルダの開館時間はセビリア大聖堂と同じで、入場料金も大聖堂の入場料に含まれています。
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