サンフランシスコ修道院は、スペイン バロック様式に属する 17 世紀の教会で、リマの中心部に立っています。大規模な複合施設で、修道院とメインの教会のほかにも、それぞれラ ソレダード (孤独)、エル ミラグロ (奇跡) と名付けられた別棟の教会が 2 つ、さらに図書館と地下墓地が含まれています。修道院はリマの歴史地区に属し、1991 年にユネスコの世界遺産に登録されました。
中庭からコロニアル様式の黄色と白のファサードを撮影しましょう。これは 17 世紀のヨーロッパに生まれたバロック様式の設計です。教会の地下に広がる不気味な地下墓地ものぞいていきましょう。ここには約 75000 人の遺体が埋葬されているそうです。ご遺体の多くがむき出しになっているので、心臓が弱い方にはお勧めできません。
この複合施設の修道院には有名な図書館があり、宗教的価値が高いだけでなく、文化的にも貴重な 25000 冊の古文書が所蔵されています。その多くはスペイン人が南米に来る前の時代に属し、蔵書の中でも特に貴重な 1571 年の聖書も含まれています。教会の中央祭壇は木掘り製、通廊のタイルは何と 17 世紀のセビリア製です。
イエスの十二使徒のひとり、聖ユダにささげられた教会です。この教会の建設は 1673 年に始まりましたが、1774 年になってようやく完成しました。完成直後に何度か襲われた地震では比較的小さなダメージしか受けませんでしたが、1970 年の大地震では大きい被害が出ました。
毎日朝から夕方まで見学を受け付けていて、地下墓地を含む複合施設全体のガイド ツアー (約 1 時間) が用意されています。少額の入場料がかかります。
サンフランシスコ修道院は、リマの歴史地区にあり、リマック川の少し南、ムララ公園の裏手に位置しています。バスのフリアン ピニェイロ停留所が、リマック川に架かるアバンカイ通りの橋を渡ったところにあります。近くの観光名所にはリマの中枢、マヨール広場もあります。政府宮殿やリマ大聖堂へも徒歩圏内です。