17 世紀に建造された後、爆弾が投下された教会です。プリマス ブリッツと呼ばれる一連の爆撃により、命を落とした人々を祀る記念碑となっています。修復されたのは一部のみで、今もなお当時の姿を保っています。
チャールズ教会は、第二次世界大戦で亡くなった一般市民への追悼の意を表して保存されている建物です。燃え残ったホールを通り抜け、塔の遺構をゆっくりと眺めてみましょう。戦没者を弔う銘板を読んだら、爆撃をくぐり抜けた遺物に思いを馳せてみて。
この教会は、1600 年代に殉教王チャールズに捧げて建てられました。今日この教会を訪れてみると、建物の大部分が破壊されていることがわかります。1941 年 3 月 20 日から 21 日の夜に投下された焼夷弾により、教会が丸ごと燃え尽きてしまいました。プリマス ブリッツと呼ばれる 59 回にわたる爆撃は、1,172 人もの市民の命を奪い、4,448 人もの負傷者を出しました。ほかにも、41 軒の教会、26 校の学校、8 軒の映画館、そして 2 つのショッピング センターが壊滅し、ほぼすべての公共施設が破壊されました。悲劇を経て、この教会は一部を除き、そのままの姿で残されることとなりました。1958 年には、教区司祭の手により、市民の死を弔う場として捧げる儀式が執り行われました。
石灰岩と御影石で作られた西塔を眺めてみましょう。さらに古い歴史を持つセント アンドリューズ教会に姿が似ています。1657 年に北側、1708 年に南側が建てられました。建築を記念する 2 つの石碑も見ておきましょう。東側の窓枠に目を向けてみて。当時の教会の中では、非常に精巧に作られた注目の作品でした。窓の下にある扉も見てみましょう。一時は板で塞がれていましたが、爆撃により再び開かれました。
北側の壁に飾られた戦没者を偲ぶ板絵は、襲撃により亡くなったプリマスの市民に捧げられています。爆弾が投下されるはるか昔に亡くなった、教会区市民の記念碑も一見の価値があります。北側の通路で目を引くのが四角い真鍮の銘板。海軍大将のロバート ブレイクを記念して作られたものです。教会のあちらこちらに置かれた記念碑は大理石や石材で作られており、その歴史は 1683 年にまで遡ります。
プリマスの中心部に佇むチャールズ教会。ドレイク サーカス ショッピング センターにほど近く、バス停や鉄道駅からも歩いてすぐです。教会は現在も、追悼式のほか、大学主催のクリスマス キャロル コンサートに使用されることがあります。滞在中にもイベントが開催されるかもしれません。ぜひ、事前にチェックしておきましょう !