ボストン ティー パーティの船と博物館で、事件当時にタイムスリップ。世界で最も有名なティー パーティと言っても過言ではない出来事を追体験しましょう。1773 年 12 月 16 日、入植者のある一団がイギリスの不公平な税制に抗議し、342 個の茶箱をボストン港に投げ捨てました。この抗議をきっかけにして独立戦争が始まり、最終的にアメリカがイギリスから独立を勝ち取ったのです。
ツアーでは、入植者たちが船に乗り込むところも再現します。港に停泊しているのは、ビーバー号、ダートマス号、エレノア号の 3 隻。史実によれば、ビーバー号とエレノア号は、事件前日に入港していました。ロビンソン ハーフ チェストもぜひ見ておきましょう。展示されているこの茶箱は、事件の日に海へ投棄されたもの。事件後に見つかった 2 つの茶箱のうちの 1 つです。現代版ボストン ティー パーティに参加すれば、港に茶箱を投げ入れることもできます。
博物館には、楽しい体験型の展示が数多く用意されています。ティー パーティ エンカウンターは、ホログラフィックを使ったアトラクション。言い争う住民やイギリス兵士の 3D 映像は、まるで本物のような迫力があります。歴史の再現映像が鑑賞できるミニットマン シアターでは、巨大スクリーンの迫力ある映像で、独立戦争の最中に身を置いているような臨場感を味わえます。
グリフィン波止場では、当時の服装に身を包んだ愛国者や植民地時代の市民の姿を見ることができます。かつてのこの地で起きたボストン ティー パーティ事件。思い出の一枚として、ボストン港を背景に大型帆船の写真をぜひ撮影しましょう。
ボストンでは事件後、紅茶を敬遠する人が増えましたが、今はどこのお店でも紅茶を楽しめます。おいしい紅茶やお菓子がお目当てなら、アビゲイルズ ティー ルームがおすすめ。植民地時代のアメリカをモチーフにしたお土産が売られているショップも大人気。アメリカ国旗から年代物の工芸品まで、品揃えが豊富です。
展示エリアとアクティビティを見るには、チケットの購入が必要です。年中無休で営業しています。
ボストン ティー パーティの船と博物館には、専用の駐車場がありません。近くの駐車場を利用しましょう。博物館は、ボストンの観光スポットから歩いてすぐの位置にあり、600 メートルの範囲内には、ファニエル ホール、ボストン コモン、ニュー イングランド水族館があります。