アバディーンは 6 万人が暮らす街です。住民の多くが高層マンションに暮らしていますが、避風塘 (ひふうとう) と呼ばれる台風時の避難港で、何世紀も昔と変わらずジャンク船で水上生活を営む人々もいます。騒々しい香港や九龍半島と比べると、のんびりとした面白いこのエリアを訪れてみましょう。
海沿いを歩くと、アバディーンとアプレイチャウの間の避風塘に船がびっしりと浮かんでいるのに驚かされます。ここには 2 万人近くの水上生活者が暮らすジャンク船やサンパン (小型船) が 2000 隻以上ひしめき、その隣には大富豪が所有する新しいヨットが浮かんでいます。水先案内人を雇い、安全そうな船をチャーターして港に浮かぶさまざまな船の近くまで行ってみましょう。その際は、アバディーン中心の海の遊歩道にある免許を所有する運航会社を利用しましょう。
絶叫マシンや大きな水族館がある近くの海洋公園まで日帰り旅行するのもおすすめです。動物のショーが楽しめ、立派な展望台からは南シナ海を一望することができます。あるいは、近くの深水湾の香港ゴルフ クラブでゴルフに興じたり、中国のアンティーク家具を見に、アプレイチャウの新海怡廣場まで足をのばしたりしましょう。ここで購入した家具は自宅まで送ってくれます。1851 年に船乗りや港の住民を守るために建設された、アバディーンの天后廟も必見です。
アバディーン観光の目玉の 1 つといえば、水上レストランです。中でも、中国茶の店や高級中華レストランがある 2300 人収容の巨大水上レストラン、ジャンボ キングダムを訪れてみましょう。専用の船を見つけて乗り込むとすぐに到着します。1976 年に建設された光り輝くこの大型船は、まるで宮殿のようないでたちです。アワビ、蒸したガルーパ (ハタ科の魚)、イカ、カニなどの地元でとれた海の幸ややコーンスープなどの料理を楽しんでください。
アバディーンにはタクシーまたはバスで行くことができます。香港島の南側までの道は曲がりくねり、その途中には小さな集落が点在しているので、道中も飽きることはありません。あるいは、香港にはすばらしいウォーキング トレイルが敷かれているので、ビクトリアン ピークからアバディーンの港まで、 90 分間のハイキングを楽しむのもおすすめです。