全長 19 km のワイヘキ島は、海岸沿いに小さな村落がいくつかあるだけですが、そこには美食家をうならせるレストランと見事なビーチがそろっています。この島には 100 人以上のアーティストが住み、芸術活動にいそしんでおり、その作品はフェリー乗り場に近いオネロアのコミュニティー ギャラリーや島の外周に散らばるスタジオで鑑賞できます。オネタンギでは、ヒツジの剪毛場を改築し、 2 軒の復元家屋を併設したウールシェド博物館が写真や布を展示しており、オネロアの音楽博物館では1500 年代の古い楽器を演奏することができます。
フェリー乗り場からバスの定期便が出ているため、島内の移動も簡単です。自家ブドウ園を持つワイナリーもビーチも回りたい場合は、バスの 1 日券がお得です。
島内 30 カ所以上のワイナリーで、シラーやシャルドネを使ったボルドータイプのワインを作っているので、ぜひテイスティングを。ワイナリーによってはブドウだけでなく、オリーブも栽培しており、併設のカフェやレストランでおいしいランチと一緒にワインを味わえます。
島の北側にあるビーチを見るなら、オタンギのロープウエーがおすすめ。セイル ボートをチャーターして、ワイヘキ島や周辺の島々を海上から眺め、開発の手の及ばない自然の海域でさまざまな海洋生物を見て回りましょう。シャチに出会えることもあります。ツアーによっては、船上で地のワインと一緒においしい食事を提供したり、クルージングと野歩きやカヤック体験を組み合わせたりしたものがありますので、チェックしてみてください。ツアーの申し込みは、フェリー乗り場のメイン ビルで受け付けています。
ワイヘキ島の南岸にあるファカネファ自然公園へはバスか車で。タライレ、コヘコヘ、カヌカ (いずれもニュージーランド固有の樹木) が生い茂る原生森を抜け、ニュージーランド固有種のチドリやクイナがすむ湿地帯を歩きましょう。ファカネファ自然公園には島内唯一のキャンプ場があります。
オークランドからワイヘキ島への交通手段は、小型チャーター機や豪華なヨット、短時間で着くフェリーなどさまざま。フェリー便は 3 社が本島から 1 日に何便か運航しています。事前予約するか、当日、オークランドのバイアダクト港にあるフェリー乗り場に行ってみましょう。