ヴァーダント ワークスはダンディーの元産業地区、ブラックネスにあり、歴史的ジュート製造工場の中に作られた博物館です。ヴィクトリア朝時代に多くの富をもたらした、ダンディーの繊維産業に特化して展示がなされています。展示アイテムから、ジュートで成長したダンディーの街について学べます。19 世紀の終わりにかけて、街の発展に貢献した製造、技術、運送、設計についての理解が深まるでしょう。
建物自体は質素なレンガ造り。建物に入れば、産業の歴史の中を冒険できます。ダンディーの産業地区にあるこの建物は元々繊維工場でした。建築学上珍しい中庭型の工場ということで、産業遺産として保護されています。博物館として改装され、1996 年以来、地域社会の産業史に関する展示を行なってきました。
ジュートの製造は街の住民に 2 つの相反する効果をもたらしました。この街で生活を送ろうとする多くの住民にとって、繊維産業は長時間労働、不健康、やかましい機械を意味するものでした。一方、その他の人には大きな富をもたらしました。その結果、ダンディーは地図に載る規模の街になり、ブローティ フェリーのエリアまで広がりました。
充実した展示を見てみましょう。情報映画「ジュートポリス」では、ダンディーの産業史におけるジュートの役割について説明しています。工場の展示では、念入りに復元された機械が大きな音をたてて動く様子を見られます。
マルチメディアを使ったショーは、100 年以上前にダンディーで働いていた労働者の生活を教えてくれます。手にとって体験できる展示では、易しく楽しく学ぶことができ、文書や写真の資料はヴァーダント ワークスの歴史に興味をもたせてくれます。その他にも、当時の服装、機械、芸術、実際に使われていた商業手形など、興味深いものがたくさん。当時使われていた小型の道具、図面、ジュート製品などもぜひ見てください。
ヴァーダント ワークスは、ダンディーの産業地区、ブラックネスにあります。入館には入場料が必要です。また、車いすでの来場も可能。お子様には割引料金が適用され、ディスカバリー ポイントにある博物館とセットになったお得なチケットも販売しています。ダンディー駅からは歩いて 15 分くらいでアクセス可能。車の方は無料の駐車場を利用できます。ヴァーダント ワークスの博物館を見たあとは、カフェで休憩したり、ヴィクトリア様式のギフト ショップで買い物をしたりしましょう。