ヴァイレは、樹木の茂る丘に囲まれたカテガット地域にある都市。見どころはたくさんありますが、保存状態のよいヴァイキングの遺跡は必見です。
まずは街の中心部を歩きましょう。エコラリウムは、自然やテクノロジー、気象、エネルギー、環境などのテーマを扱う教育施設です。歩き疲れたら Rådhustorvet (タウン ホール スクエア) でひと休み。ヴァイレ タウン ホールから聞こえる鐘は、中世の時代には修道僧を集めるために使われていました。タウン ホールの裏手は Residensgården (旧宮殿)。クリスチャン 2 世王が 1520 年代にデンマークを離れるまでの間、たびたび訪れた場所です。
ヴァイレ博物館には、レンブラントの銅版画コレクションがあります。ヴィングステッド ヒストリック ワークショップは、鉄器時代の集落を再現した施設。伝統工芸を学ぶワークショップに参加することもできます。
ユネスコ世界遺産のイェリング墳墓群は必見。大きい方の石碑はヴァイキングのハラール青歯王が造ったもので、デンマーク国最初の記念碑と考えられています。その隣にある石碑に刻まれた文字は、ハラール王の父ゴーム老王によるもので、国名の起源が記されています。ラウニング橋、古墳、木でできた墓など、ヴァイキングが残した観光スポットはほかにもあります。
55 km にもわたる古代の道は歩くことも自転車で走ることもできます。交通機関が発達していなかった当時は、巡礼者をはじめ、あらゆる人が身分に関係なくこの道を歩きました。途中には動物園や砂地の荒野、松の植林地、風車、オーランド湖から氷河が運んだ岩、青銅器時代の遺跡、歴史ある王族の宿といった見どころもあります。
レンタカーでヴァイレ谷を目指すのもおすすめ。荒野や森、丘を抜ける気持ちのよい道をドライブしましょう。歴史ある街、エクトヴィズにも立ち寄ってみては。エクトヴィズ ガールの墳墓は、青銅時代の棺が発見された場所です。
子ども連れならレゴランドははずせません。世界一大きなレゴ モデルがあります。ギウスクズ動物園のサファリ ライドもファミリーに人気です。 ユトランド南東部の主要都市ヴァイレは、ユトランドの観光拠点としても便利な立地。ビルン国際空港からは車で 25 分。ヴァイレと主要都市間を走るバスや列車も利用できます。