ガンガラーの谷は、鍾乳洞から竹と南国の樹木が日の光を求めて伸びる神秘的な谷。青々とした森の中を歩き、長いツタをかき分けるように進むと、古代の木々や熱帯植物が見えます。洞窟に入ると、天井から鍾乳石が滴り、床からは石筍が突き出しています。ガイド付きのツアーに参加して、神秘的な洞窟や、おとぎ話に出てきそうな森を探検しましょう。
ガンガラーの谷に入るには、洞窟を改装して作られたケイブカフェが集合場所です。ここから、洞窟と豊かな森へのガイド付きツアーが出発します。ガイドの先導で自然の散策コースを歩いて行くと、石灰岩の崖を背景に、木漏れ日の中で育つ巨大な古い竹があります。
日の光に向かって伸びる、南国の森の多様な植物も見ることができます。耳を澄ませば、森の中を流れる雄樋川のせせらぎが聞こえます。大主ガジュマルの写真を撮るのもお忘れなく。この古いガジュマルの木には、精霊キジムナーが宿っていると信じられています。
洞窟の中に進むと、ガンガラーの谷の神秘的な力を感じます。この洞窟は、子宝の象徴として沖縄の人々に崇められてきました。沖縄では古くから、子供を望む夫婦がここを訪れる伝統があります。
ツアー最後のクライマックスは、考古学者によって発掘された大きな洞窟。2008 年に、3,000 年前の港川人が眠る石の棺が発見されました。
ガンガラーの谷は、南城市中心街から東に車で 10 分の位置にあります。ガンガラーの谷に入るには、90 分のガイド付きツアーに参加する必要があります。ツアーは 1 日 4 回、一年中行われています。学生には入場料の割引があり、お子様は無料です。ツアー開始時に虫除けを塗る時間が設けられていますが、自分で持参してもよいでしょう。ツアーは日本語のみですが、日本語が分からなくても、景色だけでも十分楽しめます。ケイブカフェは、営業時間中は無料で入ることができ、洞窟の絶景に囲まれてコーヒー、お茶、軽食を楽しめます。