ボルチモアのインナー ハーバーに置かれている USS トースク。アメリカの歴史ある潜水艦の 1 つです。内部を巡れば、乗組員用食堂や無線通信室など、興味深い場所ばかり。この潜水艦は世界でも貴重な軍用艦コレクションであるボルチモア ヒストリック シップスの目玉の 1 つです。
実際に活躍していた頃には 80 人を超える船員が乗り込んでいた USS トースク。その頃の様子を想像しながら、乗組員用食堂を見てみましょう。簡易ベッドがたくさん備えられている就寝所も見どころです。ボルチモア ヒストリック シップスでは、特別な宿泊プログラムも実施されています。USS トースクの艦内で過ごす一夜はここでしか味わえない体験です。
前部魚雷室は大人気の場所の 1 つ。6 本ある直径 53 cm の魚雷発射管は見どころです。また、この狭い空間には、15 台の戦時用簡易ベッドが、再装填用の魚雷の合間を縫って設置されています。その他には、制御室や、オフィサーズ カントリーと呼ばれる上級士官用の船室のあるエリアなども見ることができます。
USS トースクは、第二次世界大戦の終盤に日本の海防艦を 2 隻撃沈しました。終戦後は、地中海やカリブ海に配備されたり、コネチカット州ニュー ロンドンの海軍潜水艦学校で、練習艦として使用されたりもしました。特別な機会には元乗組員が訪れることも。USS トースクについてもっと詳しく知りたいと思ったら、その人たちに質問してみましょう。面白い話が聞けるかもしれません。
USS トースクは、インナー ハーバーのピア 3 に停泊しています。潜水艦は、他の軍艦とともにボルチモア ヒストリック シップスによって維持されています。料金は、1 つの軍艦だけよりも、複数の軍艦を見学できるチケットの方が割安になっています。つまり、少し足すだけで、トレジャリー級カッターの USCGC トーニー、灯台船チェサピーク号、19 世紀のスループ型軍艦コンステレーションも見学できます。チケットは、ピア 1 のシップス ストア、またはピア 3 のチケット売場で入手できます。ボルチモア ヒストリック シップスは毎日営業。ただし、一部の祝日は休みになります。詳しくはホームページで確認してください。
ぜひ USS トースクを訪れて、潜水艦の乗組員の生活についていろいろなことを学びましょう。