ブンタウ自慢のキリスト像は街の至るところから見ることができますが、間近で見る迫力にはかないません。美しいマウント ニョーを登れば、巨大な像の足もとからその姿を見上げることができます。肩の上にある展望台まで上って、街や海岸線のすばらしい眺めを楽しむのもおすすめです。
ブンタウのキリスト像 (トン ダイ チュア キト ブア) は 1974 年に建造が開始されたのですが、あまりの大きさのため、完成までに 20 年以上かかりました。像の片腕だけでも長さ 18 メートル。その高さはリオ デ ジャネイロにあるコルコバードのキリスト像よりも 2 メートル高く、32 メートルにもおよびます。
マウント ニョーの階段を上ると、森林エリアや花の香りが広がる庭園を抜けて、キリスト像の足もとまでたどり着きます。山登りに不慣れな方でもご心配なく。少し疲れたら、一定距離ごとに用意されている休憩所のベンチでひと息つきましょう。ほとんどの方が 30 分以内で無理なく頂上まで登ることができます。しっかりとした靴を着用し、必ず水を持参してください。日中は温度が上がるので、早朝から歩き始めるようおすすめします。
頂上にたどり着いたら、少し休憩してから巨大な像を間近で堪能しましょう。キリスト像の台座にも注目してください。「最後の晩餐」の一場面を描いた彫刻が施されています。
体力に余裕のある方は、像の内部にある階段も上ってみてください。肩の上にある 2 つの小さな展望台までは 133 段の階段を上りますが、その眺望はがんばるだけの価値があります。眼下に広がる街並みときらめく海を一望すれば、忘れられない思い出となるでしょう。
キリスト像は毎日夕方まで入場が可能です。像の中に入るには、膝と肩が隠れる衣類を着用する必要があります。入場料は無料ですが、寄付金の制度があります。