タミール ナドゥ観光ガイド

旅行ガイド
ウーティー どの含み 森林
他の地方とは文化も異なるインド南部の州。ヒンドゥー教の古い寺院や色鮮やかなお堂が無数にあります。

タミル ナードゥ州は、インドにあってインドではない国のようです。独自の言語、歴史、遺産を誇り、豪華な宗教建築もたくさんあり、その違いは、インド北部からやってきた人には一目瞭然です。寺院の荘厳な建築を見学し、植民地時代に栄えた古い街を訪ね、ダイナミックなチェンナイの街の喧騒に身を置き、スパイシーな料理を堪能しましょう。

このインド南部の州は、この土地に多く住むドラヴィダ ヒンドゥー教徒によって作られ、3 つの主なヒンドゥー王朝によって支配されました。

イスラム教徒の攻撃を未然に防ぐことで、この地方はヒンドゥー教の中心地として栄えました。18 世紀になると、イギリスがこの地域の大半を統治下に収めましたが、フランスもいくつかの小さな飛び地を死守しました。旧フランス領のポンディシェリに行くと、今でもフランス語風に発音する通りの名前や優雅な並木道、フランス料理レストランがあるのに気づくでしょう。

この州は "寺院の国" と呼ばれ、推定で三万を超す寺院があると言われています。州のどこに行っても、必ず重要な宗教施設を見かけるでしょう。タンジャーヴールでは、ユネスコの世界遺産に登録されているブリハディーシュワラ寺院が必見。66 m の塔と色鮮やかな壁画で有名です。カーンチープラム県のマハーバリプラムも数多くの寺院があることで人気があります。精緻な石彫で知られ、中でも、巨大なゾウの像が見どころです。

タミル ナードゥには、寺院以外にも、見どころや行くべきところがたくさんあります。マドゥライの花市場をぶらぶらしたり、最南端のカンニヤークマリまで行って黄金色の美しい砂浜でのんびりしたり。西ガーツ山脈の緑豊かな峰に登れば、涼しい気候も楽しめます。

にぎやかな州都、チェンナイもぜひ行きたいところ。1、2 日かけてこの都会的な大都市を満喫してください。通りに立ち並ぶ屋台では、ウタパム (レンズマメと米で作る朝食用のパンケーキ) やワダ (ピリッとした味のフリッター) など、安くておいしい地元料理が売られています。

チェンナイ空港は国際便が数多く発着し、国内の主要都市間は鉄道網が発達しています。タミル ナードゥを周遊するには、運転手を雇うか、レンタカーを使うのが最も簡単な方法です。最も気候の良い 11 月から 2 月がおすすめです。